【ロッテ】種市篤暉の“宝刀”さく裂 決め球2種のフォークがキレキレ、打者15人から9奪三振

西武対ロッテ 力投するロッテ先発の種市(撮影・河田真司)

<2023年高知県プロ野球プレシーズンマッチ:西武-ロッテ>◇26日◇春野総合運動公園野球場

ロッテ種市篤暉投手(24)の“宝刀”がさく裂し、開幕先発ローテーション入りへアピールした。

西武戦に先発し初回、1番ペイトンからフォークボールで空振り三振を奪ったのが始まり。4回までの打者15人から9個の三振を奪い、決め球は大半がフォークだった。カウントを取るもの、振らせるものを投げ分け、特に振らせるものは落差も大きかった。

種市は20年シーズン途中に右肘のトミー・ジョン手術を受け、昨年8月11日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で740日ぶりの1軍登板を果たした。

昨秋の宮崎でのフェニックスリーグでは、主にクローザーとして登板。「直球を戻すため」という吉井監督の方針だった。種市は「正直、めちゃくちゃ良くなりました。指のかかりもすごく良くなりましたし、リリーフで長いイニングを投げないので出力を出そうという中で、どんどん腕を振れてきたのはすごく良かったなと思います」と振り返っていた。

【関連記事】ロッテニュース一覧