プロ注目の最速152キロ中大・大栄陽斗、2イニング続けて満塁ピンチ踏ん張る「いい経験に」

慶慶大対中大 8回途中から登板し力投する中大・大栄(撮影・保坂恭子)

<薩摩おいどんカップ2023:中大4-3慶大>◇26日◇平和リース

今秋ドラフト候補に挙がる東都1部中大の最速152キロ右腕・大栄陽斗投手(3年=仙台育英)が、ピンチで腕を振った。

今季2試合目のオープン戦。9回からの予定だったが、ブルペンで準備していた8回1死満塁で急きょ登板した。慶大・広瀬隆太内野手(3年=慶応)に犠飛を許したが、リードを守りきった。

9回も1死満塁のピンチを招いたが、無失点にしのいだ。球場表示で、自己最速タイとなる152キロをマーク。両チームともに気持ちのこもった場面が続き「リーグ戦さながらの雰囲気でいい経験になった。直球でファウルを取れたのがよかった。もう少し、変化球の精度を上げていきたい」と今後を見据えた。