文句無しの1発! 阪神井上広大外野手(21)が日本ハム戦(名護)で、中堅越えソロ本塁打を含む2安打を放ち、岡田監督の期待に応えた。
高く高く上がった打球が、元同僚江越の頭上を越えた。カウント1-2からの4球目。相手投手井口の148キロ直球を豪快にたたいた。「真っすぐに合わせていた。変化球は対応という形にしてたので、それが良い形になった」。対外試合3本目のアーチ。名護に詰めかけた虎ファンもドッと沸いた。
注文通りの1発だった。19日の練習試合サムスン戦では緩いボールを満塁弾に。指揮官は打撃を認めつつ「速い直球を1発で仕留めてくれたら言うこと無い」と、さらなる要求を与えていた。この日は指令通りの速球打ち。「フリーバッティングからものすごくいい感じで打ってる。最近な。何か、つかみかけてるかも分からんな」と目を細めた。
初回にも146キロの直球を右翼前へ。2本の安打はともに打ち損じ無く、一振りで仕留めた。「1球で仕留められているのが1番の要因。凡打している打席は1球ファウルにして、難しい球に手を出してやられている。1球で仕留めるところを確率良くやっていければ」。狙いを絞り、一振りの正確性を高めていく。
11日の紅白戦から、実戦成績は計18打数7安打10打点。激しい外野争いの中、1歩も引かずに結果を残し続けている。「1日1日が勝負。試合があれば1打席1球の結果で変わってくる。準備を大切にしてやっていければと思ってます」。目標の開幕定位置へ、次の1打席に集中する。【波部俊之介】