阪神ドラフト1位森下翔太外野手(22=中大)はプロ初キャンプを「60点ぐらい」と辛口採点した。右足肉離れで2軍キャンプスタートと出遅れながら、中盤から1軍合流して実戦打率3割8分1厘。開幕右翼レギュラー候補として評価は上昇の一途をたどるが、本人は「ケガでチームになじむところも遅れましたし、多少安打は出ているけど、長打や打点がまだ足りない。下手くそなところばかり」と冷静に自己分析した。
11日の紅白戦では1安打1四球で「10割デビュー」。指揮官からは追い込まれた後の修正力、四球で出塁する選球眼も含めて高評価されている。前日26日の日本ハムとのオープン戦では、21年佐藤輝以来となる新人オープン戦猛打賞を記録したが、それでも表情は変わらず。「課題を多く見つけられる人が、これから伸びていく」。地に足をつけた姿勢が頼もしい。
指揮官は「新人だけど、肩や送球の速さ、強さ、守備力にしても思っている以上に普通にこなしている。連係とかいろんなことにしてもな。打撃にしても、やっぱり安打が出るわけだから」と納得顔。想像以上のポテンシャルで、開幕スタメンへ地ならしが続く。
かつて新人王に輝いた岡田監督をして「新人の俺より数段上」と言わしめた背番号1だが、もちろん現状には満足していない。「詰めないといけない部分が多い。先輩たちを見て成長して。大きくなった姿を見せたい」。ハードルを高く設定し、日々進化を図る。【三宅ひとみ】