【阪神】岡田監督「大谷の打ち方せえいうてもできへん。格を知らなあかんわ」若虎に独特のゲキ

フリー打撃の球をバットで止め、打ち返すが失敗する岡田監督(撮影・上山淳一)

格の違いを知れ! 阪神岡田彰布監督(65)が6日の侍ジャパンとの強化試合(京セラドーム大阪)に向け、若虎に独特のゲキを飛ばした。

2日に甲子園で全体練習を行い、取材対応。エンゼルス大谷翔平投手(28)の侍合流後、初の試合となる。チームにも憧れを持つ選手は多いが、超一流の姿を見て己を知ることの重要性を説いた。

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大谷から学べ-。そんなありきたりな考えは、虎の指揮官にはなかった。6日に行われる侍ジャパンとの強化試合。超スーパースターの大谷が試合前の打撃練習でどこまで飛ばすのか、どんな打撃をするのか。ワクワクしている若虎について、岡田監督は「大谷の打ち方せえいうても、そんなもん、できへんがな。それを目指すいうても、ちょっと格が違い過ぎるよ。やっぱり自分の格を知らなあかんわ」と厳しかった。

チームには佐藤輝やドラフト1位森下翔太外野手(22=中大)らメジャーに高い興味を持つ選手も多い。指揮官は「見て、やっぱり違いがわかった方がええかもわからん。ここまでやらないとメジャーであれだけ活躍できないんやいうのはな。レベル的にな」と、世界で戦う超一流との“距離”を痛感することが選手にとってプラスになると考える。

「憧れの目で見るかもわからんけどな。それにちょっとでも近づこうとするのはええけどな」。大谷の打ち方やダルビッシュの投げ方、球種などをそのままマネするのは難しい。そんな中で、己を知り、憧れの存在に少しでも近づこうと努力することは大事だ。

その一方で、侍戦士との一戦を無駄にするつもりはない。岡田監督は自慢の若手投手をぶつける。先発は才木で、西純も投入。開幕ローテーション候補に加え、左の中継ぎとして期待するルーキー富田を起用する方針だ。「もう若いのしか投げさせへんよ。なかなかそんな経験できへんやん。若いもん順や」。大谷や村上らに恐れず真っ向勝負を挑むことが成長につながる。

若虎を見つめる指揮官の視線は冷徹だ。格の違いを通過し、現実を知ったとしても、マイナスにはならない。アレに向けて、戦力の底上げを促す一戦になる。【石橋隆雄】

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