東芝が2連覇 “中30分”で決勝も疲れ見せず 柴原健介主将決勝3ラン、継投策でホンダ抑えた

決勝、ホンダ対東芝 4回裏東芝2死二、三塁、柴原は左越えに逆転3点本塁打を放つ(撮影・小沢裕)

<社会人野球東京大会:東芝3-1ホンダ>◇決勝◇9日◇神宮

東芝が2年連続12度目の優勝を果たした。

準決勝から30分後開始のゲームでも疲れは感じさせなかった。平馬淳監督は9人中7人のメンバーを替えなかったが、準決勝では試合に出場しなかった主将の柴原健介捕手(31=日大)をスタメン起用した。

結果を出して期待に応えた。0-1で迎えた4回2死二、三塁。柴原は高めのチェンジアップを左翼席へ放り込んだ。逆転の3ランで、これが決勝点となった。

19年ぶりの連覇に平馬監督は「若い力が躍動してくれた結果。その環境をつくってくれたのはキャプテンだと思う」と4日間戦い抜いた選手をたたえた。

投手陣は先発の粂直輝投手(23=帝京大)が4回4安打1失点。その後も3人の継投でホンダ打線を抑えた。粂は「ストライク先行の自分のピッチングが出来なかった」と反省を口にした。今年はドラフト解禁の大卒2年目。「あまり意識しすぎずにチームのためにやった結果が個人につながれば」と話した。

東芝は10月に行われる日本選手権の出場権を獲得した。