元ロッテ清田育宏、BC埼玉で2年ぶり現役復帰「長く活動するつもりは全然ありません」一問一答

BC・埼玉に練習生として入団し、元ロッテの角球団社長(右)と記念撮影をする清田(撮影・狩俣裕三)

BCリーグ・埼玉武蔵ヒートベアーズと練習生契約を結んだ元ロッテの清田育宏外野手(37)が18日、入団会見を行った。

清田はNTT東日本を経て、09年ドラフト4位でロッテに入団。15年にはベストナインとゴールデングラブ賞に輝いた。しかし20年秋のコロナ禍での内規違反などで21年1月に無期限謹慎処分を受け、5月に契約解除となった。現役復帰は2年ぶりとなる。主な一問一答は以下の通り。

-冒頭のあいさつ

今日はこのような会見を開いていただきありがとうございます。僕自身、社長(元ロッテ角晃多)ともいろいろ相談し、今後野球をやるべきなのか、やらない方がいいのか悩んだ結果、やっぱりふがいない形でユニホームを脱ぐことになったので、もう1度僕を応援してくださった方々にユニホーム姿を見せたいと思い、最後やらせてくださいとお願いしました。先日、初めて熊谷の球場で試合に出て、やっぱり野球を見るよりやった方が楽しい、やっぱり野球が好きなんだなと、改めて感じました。長く活動するつもりは全然ありません。今年1年間全力でやって、若い子たちの見本になれるように、そして若い子たちが今後プロに行けるように、僕も技術を教えたり、いろんなことをやっていきたいなと思っています。社長への恩返しとして今年優勝できるように、その力になれるように頑張りたいと思いますので、1年間よろしくお願いします。

-チームとの縁

角社長とはロッテ時代に僕が先輩で後輩という立場だった。そのご縁があって、話をいただいた。

-現役復帰への葛藤は

やっぱり野球が好きだし、やりたいとは思いましたけど、それだけではやっていけないとわかっていたので、いろいろな方に相談もした。その中で角社長が1年やりましょうって言ってくれたので、じゃあ力になれるように頑張りますということで決めた。

-ブランクの間の調整は

毎日5キロのランニングは続けていた。野球は近くの公園で壁にボールを当てたり、少年野球のときのような練習をしていた。正直、今すぐ試合に出て何ができるかと言うとすごく不安だけど、この前、試合で打席に立ったときに、今まで感じたことがないような楽しさを感じた。本当に楽しみながらできるって自分で思ったので、1年間その気持ちを持ちながらプレーしていきたい。

-去年は解説者を務めた

解説者として初めて後ろから独立リーグを拝見し、プロ野球とはまたちょっと違う野球をしているなと思った。それがいいとか悪いとかではなく、また違う楽しさがあるなと。あと選手が若い子たちばかりなので、もっと元気にやればいいのになと感じながら解説をしていた。

-フレッシュさは刺激になるか

僕も今年38歳になる。みんなと一緒に練習していると、負けず嫌いな部分が出てしまって、ランニングとかも全力で走って脚が痛いですが、すごく刺激になる。やっぱり野球っていう部分では違いを見せつけないといけないと思うので、僕自身にプレッシャーをかけて練習しながらやっていきたい。