【日本ハム】伊藤大海が帰国後実戦初登板で4回無失点「順調なのかな」4・5ロッテ戦先発へ

DeNA対日本ハム ロジンを手に取って付ける日本ハム伊藤(撮影・木下大輔)

<イースタン・リーグ:DeNA2-1日本ハム>◇28日◇平塚

中継ぎとしてWBC優勝に貢献した日本ハム伊藤大海投手(25)が28日、イースタン・リーグDeNA戦(平塚)で先発し、4回1安打無失点と快投した。帰国後は実戦初登板となったが、63球を投げて先発仕様へのモデルチェンジも1発でクリア。今後のコンディションに問題がなければ、開幕2カード目の4月5日ロッテ戦(ZOZOマリン)で今季初先発する見通し。世界一の道産子右腕が、開幕からフル回転する準備を整えた。

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伊藤が熱い思いを体現した。降板後に「今日、無理して4回いきました」と明かして、いたずらっぽく笑った。3回までが当初の予定だったが、4回もマウンドへ上がって3者凡退。4回1安打無失点、6奪三振で球数は63球。先発投手としての調整ステップを、きっちりと踏んだ。「『5回はいけますよ』っていう雰囲気は出します」と、早くもシーズン初先発マウンドとなる4月5日ロッテ戦を見据えた。

中継ぎだったWBCでは、日本時間22日の決勝米国戦(ローンデポパーク)で投げた1回14球が最多だった。先発のように多くの球数を投げて調整する機会もなく、懸念材料はスタミナ面。それでも、帰国後にエスコンフィールドのブルペンでの投球練習を挟み、初実戦で60球を超えた。「投げ終わった感じも変な(右肩の)張り方もしてないので順調なのかな」と、今後の展望も一気に広がった。

ただ投げるだけではなく、進化へ向けた取り組みも行っていた。「落ちるボールを試せたのはよかった」。数多く試投したのは「(オリックス山本)由伸のスプリット。宇田川と違ってドーン(と落ちる)じゃなくて、ツーシームっぽいスプリット。落ちてるか、落ちてないかっていうくらいで真っすぐと違う感じがいいなと思った」。宮崎合宿中に山本のブルペン投球を見学するなどして「由伸スプリット」を研究。腕の角度を調整することで、新たな球種にもメドが付いた。

約半年ぶりに試合で投げたNPB公式球も「全然問題ない」。肌寒かった試合前はカイロで手を温めていたが、試合ではロジンを手になじませて問題なく扱った。3回2死ではサイドスローでの投球も披露。世界を驚かせた変幻自在で度胸たっぷりのマウンドさばきに加え、時差ぼけも「昨日くらいに解消しました」。もろもろの準備は万全。あとはシーズン開幕を待つだけだ。【木下大輔】

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