プロ野球は30日、エスコンフィールドでの1試合で開幕し、ソフトバンク主将の柳田悠岐外野手(34)がシーズンモードに入った。オープン戦は打率2割3分5厘、1本塁打と苦戦したが、31日の開幕ロッテ戦(ペイペイドーム)に合わせ「気持ちは全然違う」と切り替えた。「3番右翼」での先発が濃厚で、打棒上昇の鍵を握りそうなのは、前を打つ「2番近藤」の存在。柳田が、WBC侍ジャパンの3番大谷のようにMVP級の働きを見せれば、V奪回もグッと近づく。
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プロ13年目の開幕戦を目前に控え、本拠地で最終調整した柳田は「気持ちとか、そういうところは全然違ってきますし。これからやっと始まるんだな、という感じです」と表情を引き締めスイッチを入れた。
オープン戦では全18試合に先発出場。打率2割3分5厘、1本塁打、6打点と成績は上がらなかったが「体の状態もいいし、打撃の状態もいい。自分ができる準備をしっかりやるだけ」と、泰然自若の構えだった。
ロッテとの開幕戦。藤本監督は「1番牧原大、2番近藤、3番柳田、4番栗原」と上位打線の並びを明言し、柳田は15年から9年連続となる“定位置”で先発する。その打撃上昇を後押ししそうなのが、前を打つ「2番近藤」の存在だ。近藤は、侍ジャパンメンバーとして世界一に貢献したWBCでも全試合で2番を打ち、出塁率5割をマーク。3番を打ちMVPに輝いた大谷の力を、最大限に引き出したと言える活躍だった。
新加入の近藤の存在について、柳田は「多分、コンちゃんがランナー出るので。しっかり打てるように。かえせればいいし、つなげてもいい。うれしいですよ。打点チャンス。はい」と前向きにとらえた。
藤本監督も「柳田もおそらく開幕になったら変わってくると思うのでね。オープン戦の状態のままじゃないと思いますから。やっぱりうちの看板ですから。やってくれますよ」と復活に期待を込めた。
目標は当然、3年ぶりリーグ優勝&日本一だ。柳田は、「優勝から遠ざかっていますし、優勝するために貢献したい。たくさん点を取って、投手を援護できるように。チーム一丸でやっていきたい」と、気持ちを高めた。【山本大地】