侍栗山監督「挑戦し続けなさい。自分を信じ続けなさい」 北海学園大入学式で“侍イズム”注入

北海学園大の新入生を前に祝辞を述べる侍ジャパンの栗山監督(撮影・永野高輔)

栗山監督が学生たちに“侍イズム”を注入した。

WBCで侍ジャパンを世界一に導いた栗山英樹監督(61)が2日、昨年から特任教授を務める北海学園大の入学式で、1968人の新入生に祝辞を贈った。昨年の入学式はコロナ禍の影響で映像での参加だったが、今回は初めて会場を訪れ、対面しての祝辞となった。

「(侍ジャパンの)選手にずっと言い続けてきた言葉を贈ります。挑戦し続けなさい。そして信じ続けなさい。もう1度言います。挑戦し続けなさい。そして自分を信じ続けなさい。どうしても何かやっていると、うまくいかないんで自分に能力がないのかなあと思ったりすることもあるんですが、絶対に大丈夫です。人の力っていうのは、誰しもが、ものすごい大きな力を持っていて、だめなのかなあと思った瞬間に終わってしまうので。最後まであきらめず、自分を信じてあげてください。本日はご入学おめでとうございました」。

祝辞の後に新入生を代表して栗山監督に花束を手渡した三木凌弥さん(工学部1年)は「WBCも見ていた。テレビで聞いていた名言を直接、生で聞けて、とてもうれしい。一生の思い出。挑戦っていうわけではないですけど、友達をたくさんつくりたい」と笑顔で話した。