侍ジャパンU12井端弘和監督「バントやるつもりはない」脱スモールベースボールで世界一目指す

WBSC U12W杯への意気込みを語る井端監督

「第7回WBSC U12ベースボールワールドカップ」(7月28日~8月6日、台湾・台南)に出場する侍ジャパンU12の井端弘和監督(47)が3日、都内で取材に応じ、脱スモールベースボールで世界一に挑む決意を語った。

昨年の第6回大会に続き指揮を執る。昨年はスーパーラウンド進出を逃し、7位。「他の国との差は感じた。最低でも決勝トーナメントに行きたかった」と、パワーの違いを痛感した。優勝した米国の投手は球速128キロほどを投げ、コーチかと思うほどの体格。韓国は120キロほどだったが、スライダーが消えるような軌道。日本では見たことのない球速、球筋に、打者たちは「無理です」と言うしかなかった。

ただ、そんな状況でも井端監督は信じるスタイルを貫いた。バントをほとんどさせなかった。日本といえば、スモールベースボールのイメージが強い。外国の記者から「なぜ、バントをしないのか」と聞かれたという。「今年もバントをやるつもりはありません。それで、世界一になりたい。今は体が小さくても、まだ大きくなる要素はたくさんある。決めつけはよくない。子どもたちには、ホームランバッターや剛速球ピッチャーを目指して欲しい。今いるチームでは小さくても関係ありません」と強調した。

WBC3大会ぶりの世界一に輝いたトップチームの侍ジャパンも、以前のようなスモールベースボールではなく、パワー勝負で頂点に立った。その流れは、U12でも変えずに行くつもりだ。

選手選考は、まずはネットで募集する「デジタルチャレンジ」で行われる。自らのプレーを動画で撮影し、応募フォームに投稿してエントリー。審査を通過した応募者は、2次選考会をへて代表選手に選出される流れだ。

応募資格は、日本リトルリーグ野球協会、日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)、全日本少年硬式野球連盟(ヤングリーグ)、日本ポニーベースボール協会、九州硬式少年野球協会(フレッシュリーグ)、日本リトルシニア中学硬式野球協会に登録するチームの所属で、日本国籍を有していること。その上で、(1)50メートル走7秒3以下(2)球速105キロ以上(3)遠投70メートル以上(4)特筆すべき技能(投手・打撃・守備など)を持っていることの4項目のうち、1つ以上をクリアしていることが求められる。

応募期間は5月8日正午まで。昨年はコロナ禍でもあり、例年200~300あった応募が100ほどにとどまった。井端監督は「今年は500から1000は。いくらでも来てもらえれば」と呼びかけた。

エントリーの特設ページは、次の通り。

https://www.japan-baseball.jp/jp/summary/12u_tryout/2023/