カモメ討ちで勢いをつける。4日からのロッテ3連戦(ZOZOマリン)で日本ハム清宮幸太郎内野手(23)が今季1号を狙う。
ロッテ戦は昨季、18本塁打中、カード別最多の7本。ZOZOマリンでも4本と量産した。開幕3戦は不発に終わったが、“お得意様”相手にチーム1号をかっ飛ばし、連敗を阻止する。
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相性のいいロッテ戦で、鬱憤(うっぷん)を晴らす。歴史的な新球場エスコンフィールドでの開幕3戦は1勝2敗に終わり、目の前にあった新庄体制初の貯金を、逃した。出直しとなる今季敵地初戦へ、清宮は「やっぱり勝ち越したかった。悔しいっす。なんとか1本目が出せたら。打てるときに打ちたい」と、気持ちを高ぶらせた。
ロッテ戦は昨季23安打、18打点、7本塁打、打率2割9分1厘。どの数字もパ・リーグのカード別成績で最も高い数字だ。しかもZOZOマリンではロッテ選手以外では最多の4本塁打。21年までゼロだったのが突然、覚醒した。「去年だけなんか打ってたっす。わかんないすけど、風ではないと思います。たまたまかなあ」。本人も説明できない未知の“マリンパワー”を追い風に、23年1号をぶちかます。
初物は全部取りに行く。3月30日の開幕戦では5回に右中間フェンス直撃の二塁打。チームの新球場初安打を放つと、1日楽天戦では延長10回に自身初となるサヨナラ打で、新球場初勝利に導いた。次は、まだ出ていない23年チーム初アーチへ。「いい当たりが出てきたらいいかなと。普通に、納得いく内容が出てくれば」と思い描いた。
2日の楽天戦は、3戦目で初の無安打も、修正点は整理できている。「外の球が打ててない。あと真っすぐを打ち損じしている。もったいないっす。ちょっと前に体が流れてるんで。いろいろ試しながら、いい感覚をつかめれば」。ZOZOマリンでは3月8日のオープン戦でも右越えに1発放ち、“予行演習”は済ませている。さらに精度を高め、公式戦での1発につなげる。【永野高輔】
○…4日ロッテ戦でポンセが今季初登板する。オープン戦では直近2試合連続無失点と好調で「とにかく楽しみな気持ち。しっかり準備したい」。昨季の5敗すべて敵地でのものだが、ZOZOマリンだけ黒星なしと、相性は悪くない。「風が強いということも雨が強くなることも知っているが、僕がどうこうできることではない。どういう天候でも低めにボールを集めるということだけ」と気を引き締めた。
○…ロッテから新加入の福田光が古巣投手陣に“全球直球勝負”を希望した。3月にトレードで移籍したばかりで「この前までいたチームなので楽しみ。知っている選手が多いけど、意識しないように。できればオール真っすぐできてほしい。直球が来たら振ります」。1日楽天戦では延長10回に代走で初出場し、二塁からサヨナラの生還を果たしており「もし出番があれば、攻守で仕掛けていきたい」と意気込んだ。