【阪神】岡田監督、教え子新井監督との初の師弟対決「楽しみとかないよ」初ナイターへスキ見せん!

ベンチ前で練習を見る阪神岡田監督(撮影・加藤孝規)

スキは見せんよ-。開幕3連勝スタートの阪神は3日、開幕2カード目の広島戦が行われるマツダスタジアムでナイター練習を実施した。

岡田彰布監督(65)が熱視線を送る中、ナインは薄暮の中でフライキャッチ練習を行うなど、今季初の屋外でのナイターゲームに備えた。広島はヤクルト相手に開幕3連敗を喫したが、指揮官に油断はない。入念な準備で連勝街道を歩む。

  ◇  ◇  ◇

日が沈んでいくマツダスタジアムで、岡田監督は練習を見守った。「(午後)6時40分くらいやったかなあ。あの時間は見づらいよなあ。ナイターになったら大丈夫だと思うけど」。4日からの広島3連戦は今季初の屋外ナイターゲーム。午後5時30分頃から練習を開始。薄暮でフライキャッチなど、守備練習を中心に約2時間体を動かした。

開幕3連勝の好発進にもスキは見せない。例年試合のない月曜日は基本的に移動休みだが、開幕直後のこの日限定で全体練習を敢行した。現役時代の経験があったからこそ、ナイター練習の重要性を理解している。

「今までやってなかったんやなあ。『(チームが)グラウンド借りますか?』言うから、『そんなん当たり前やろ』って。『ええ?』って、こっちがビックリするわ。俺らん時、当たり前やったけどなあ。ナイター練習せんで、俺ら(85年に)日本一にやったんやで。河埜が(フライを)落球して」

85年の4月16日の巨人戦(甲子園)。1点差に迫った4回2死一塁で佐野の打球を巨人の遊撃・河埜が落球。本塁への悪送球も重なり同点に追いつき、逆転勝利を決めた。翌17日はバース、掛布、岡田の「バックスクリーン3連発」が飛び出すなど勢いをつけ、日本一をたぐり寄せた。

昨季は広島相手に開幕から1分けを挟み9連敗。指揮官は評論家時代の記憶も新しく「俺がいつも帰りで試合決まったと思ったらタクシーの中のラジオで同点になったっていうあれやな。3試合連続ぐらいあったやろ。ほんまに」と苦笑。前回阪神の監督時に教え子だった新井監督との初の師弟対決にも「別に試合になったら楽しみとかないよ」と本気モードだ。相手は開幕3連敗を喫したが、「そら向こうも本拠地開幕やから、そら気持ちも違うやろ。必死で勝ちにくるやろな」と警戒。隙を見せない野球で、勝ち星を積み重ねる。【古財稜明】

▽阪神筒井外野守備走塁コーチ(ナイター練習を終え)「ナイターで屋外で、っていうところでは久しぶりだったので、今日の練習を有意義に使って明日からまた頑張ります」

○…佐藤輝が今年もマツダスタジアムで稼ぐ。昨季はビジター球場では2位となる11打点をマーク。「稼ぎます、今年も」と、打点荒稼ぎ宣言が飛び出した。開幕3戦で打率3割と好スタートを切ったが本塁打はゼロ。「そのうち出ますから」と涼しい顔で言った。この日はフリー打撃で3本の柵越え。今季初の屋外球場でのナイターゲームに備え、照明のもとノックを受けた。