<阪神大学野球春季リーグ:大阪電通大4-3大体大>◇第1節1回戦◇8日◇南港中央
昨秋初めて1部で戦った大阪電通大が、リーグ最多38度の優勝を誇る大体大を下して、開幕初戦を勝利で飾った。
接戦の中で1年生が光った。3点を先行される展開だったが、5回に1点を返して2点差と迫った。7回。無死満塁から白川裕一郎外野手(1年=福井工大福井)が代打で打席に入った。リーグ戦初出場で「緊張とワクワクの半々だった。後ろにつなぐ気持ちだった」。追い込まれながらインコースを振り抜いた。バットを折られながらも打球は右前に落ちて2者が生還。同点に追いつくリーグ初打席での初適時打に「打った瞬間に、良いところに飛んだので落ちたと思った。振り切れたので良かった」と笑顔を見せた。さらに次打者の初球が暴投となり勝ち越し。決勝点も誘った。
高校までは金属バットだったため、木製バットに苦戦。「まだ慣れていない。練習で折れる本数も多い」と話す。この日もバットを折られたが、得点に結びつけた。
勝ち越し直後の7回裏は2番手で松本優斗投手(1年=東洋大姫路)が1イニングを無失点で抑えて流れを渡さなかった。スタメン全員が4年生の中で、途中出場の1年生が躍動。清田和正監督(52)も「4年生もチームワークが良くていい雰囲気。1年生も4年生になじんでいるし、4年生も1年生になじんでいる」と雰囲気の良さを感じている。
創部初の1部優勝へ、好スタートを切った。白川は「1部に上がって優勝を目指せるチームだと思った」と大阪電通大でのプレーを選んだ。目指すは頂点。「リーグ優勝して、神宮に行って勝ち上がれるようにしたい」と初々しい表情で先を見据えた。