大産大が新4番・小出望那の先制2ランで勝利「自分が打たないと負けるぐらいの気持ちで」

関西国際大対大産大 大産大4回表1死一塁、4番小出望那捕手(2年=大産大付)が左越えに先制2ランを放つ(撮影・林亮佑)=2023年4月10日、南港中央

<阪神大学野球春季リーグ:大産大5-0関西国際大>◇第1節3回戦◇10日◇南港中央

大産大が新主砲・小出望那(もなく)捕手(2年=大産大付)の2ランを皮切りに得点を重ね、勝ち点を獲得した。

4回1死一塁で迎えた第2打席。この春から4番を任される小出が、フルカウントから左翼ポール際へ運び、チームに先制点をもたらした。1年生だった昨季は8番正捕手として出場。新打順には「プレッシャーも感じるが、自分が打たないと負けるぐらいの気持ちでやっている」と挑み、開幕節から結果を出した。

望那という名の由来は、2つの名前の候補を挙げた両親が協議するの中で、その「どちらで“もなく”」と発した言葉から名付けられたという。

宮崎正志監督(63)から「小さくまとまらずにやっていってもらいたい」と期待される小出が目標とする選手は、ソフトバンクや阪神で活躍した城島健司氏やオリックスの森友哉。打撃だけでなく、捕手としてだけで“もなく”打てる捕手を目指す。