【阪神】西純矢がG倒今季初勝利「自分らしく強気の投球ができた」支えたマエケンからの助言

6回裏巨人1死一、二塁、大城を三直に仕留め雄たけびを上げる西純矢(撮影・垰建太)

<巨人1-4阪神>◇13日◇東京ドーム

耐えた! 粘った! 阪神西純矢投手(21)が気合の投球で、今季初勝利をもぎ取った。6回で9安打を打たれながらも、1失点。G倒での白星に「素直にうれしいです。野手に助けられながらも、この1勝はすごい大事かなと思います」と喜んだ。

初回2死二、三塁では巨人中田翔をフォークで空振り三振にしとめ、ガッツポーズ。3点リードの6回2死一、二塁でもブリンソンを外角低めのスライダーで空振り三振。何度もピンチをしのぎ、何度もグラブをたたいた。「自分らしく強気の投球をすることができた」。大事な場面で逃げずに、最少失点に抑えた。

得意の打撃ではプロ初犠打を記録。5回無死一、二塁で落ち着いて、一塁に転がした。「初めてのシチュエーションだったので、緊張しました。練習の成果がでてよかったです」。その後、近本の犠飛と相手バッテリーの暴投による2得点を演出した。

1年間先発ローテーションを守り抜くため、昨年12月にツインズ前田健太の合同自主トレに参加。そこで得た助言を生かしている。昨季は5月から初めて先発ローテに定着するも、6月に調子を落として2軍降格。「打たれた次の登板までの間はすごく不安。投げ込みをしたりして、逆に疲れていいパフォーマンスができなかった」。前田のアドバイスは3点あった。「シーズンを投げきることが一番大事」「1年間投げきるための走り込みの重要性」「規定投球回を達成するため、流されずに自分の調整をしていく」。ブレない姿勢の重要性を痛感し、オフから取り組んできた。

岡田監督は「もう少し丁寧さが欲しいね」とさらなる成長を求めた。目標の2桁勝利&規定投球回到達へ、この1勝が起点になる。【三宅ひとみ】

■V打翌日中押し打

近本が5回に中押しの犠飛を放った。1点リードの5回1死二、三塁で右翼へ犠飛を打ち上げた。「いい流れで打線がつながってましたし、次の1点が大事な場面だったので、最低限ですが仕事ができてよかった」。前日12日に決勝の適時打を放った1番が2試合連続で打点を挙げた。

■右翼で会心補殺

今季2度目のスタメン起用の板山が右翼の守備で貢献した。2回無死一、三塁。門脇の右前適時打で一塁走者のブリンソンが三塁を狙ったが、ワンバウンドのレーザービームで刺した。「少し右翼線寄りのゴロだったが内心『(三塁へ)行ってくれ』と思いながら『よし、来た』としっかりいい球が放れた」と、狙い通りだった。岡田監督も「あそこは大量失点の可能性があった。あのプレーが一番大きかった」とほめた。

■リーグ単独トップ5セーブ目

湯浅はリーグ単独トップとなる5セーブ目を挙げても「僕は数字は後からついてくるものだと思ってる」と冷静だった。3点リードの9回に登板。「いろいろ試すことができた」と、スライダーを多投した。長野へはWBC期間中にダルビッシュから教わったフォークも投じた。心に余裕を持ってブリンソン、坂本、長野を3者連続三振に仕留め、試合を終わらせた。守護神の状態が上がってきた。

■耐えた1回無失点

岩貞が今季初登板を1イニング無失点で耐えた。3点リードの7回に登板。代打坂本、1番オコエの中前打で1死一、二塁とされたが、2番吉川、3番丸をともに150キロ直球で左飛、右飛に仕留めた。「結果、ゼロに抑えられたのは良かったです。まだボールが上ずっているので、そこを修正していきたい」。左肩の張りを訴えて開幕2軍スタート。前日12日に出場選手登録され、巻き返しを図る。