落合博満氏と中畑清氏が16日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。12日の巨人戦で今季初先発し7回を無安打無四球と1人の走者も許さない完全投球を披露した阪神村上頌樹投手(24)について語った。
中畑氏は「私だったら間違いなく続投なんですよ。投げさせます。プロである以上は、ファンが期待する以上は、記録がかかったときは、ダメになるまではチャレンジさせる、そういうことを選択させる教育しますね」とコメントした。
落合氏は2007年の監督時の日本シリーズ第5戦、完全試合目前だった山井大介投手を岩瀬仁紀投手へ継投したことに触れられ、「ケースは違います。4回くらいから山井が手にマメを作ってて、いつもの山井だったら『もう代えて下さい』というのが、試合展開からして代わってはいけない雰囲気で8回まで頑張って、ベンチに帰ってきて『どうする』と聞いたら、『もういいです、岩瀬さんにいって下さい』と本人が言った。ケースが全然違う」と振り返り、村上については「ベンチの村上の表情見たら、もうやり切った顔をしていた。あそこで笑顔が出ているということは」とコメントした。中畑氏も「そういう雰囲気を感じた。でも私は逆に選手に尻をたたいて行かせますね。こんなチャンスまた今度はないぞと、行ってこいと。そういうやりとりをしてもらいたい」と話した。落合氏は「勝ちの権利を得ているということは、それなりに自分は納得しているんじゃないですか。そんなに経験があるピッチャーではないですから、夢を追いかけるよりも現実的に考えて、自分が投げるよりも、あとのピッチャーに託した方がいいというような考えと、あとゲームの中での疲労感ですよね。あそこ投げていて役目は終わりだと考える可能性もある。だから一番悩ましいのは監督ですよ。(村上の)勝ちは消えたが、球団が勝てばプラスに考えないといけない」とコメントした。
試合は阪神が延長戦で巨人に競り勝ち、今季巨人戦初勝利を挙げた。岡田彰布監督が7回までパーフェクト投球を見せていた3年目の村上頌樹投手を代え、2番手に起用した石井が岡本和に同点ソロ浴びたが、延長10回に近本の勝ち越し打で勝利した。