大産大が15安打8点で圧勝 松田啄磨の好投が攻撃を支える 阪神大学

8回を4安打1失点に抑えた大産大・松田啄磨(撮影・永田淳)

<阪神大学野球春季リーグ:大産大8-1大体大>◇第3節3回戦◇24日◇大阪シティ信用金庫スタジアム

大産大が15安打8点で大体大を圧倒。2勝1敗として勝ち点を獲得した。

初回に大体大の守備の乱れもあって2点を奪うと、4回には2死満塁の場面で、竹本康馬内野手(3年=明徳義塾)が右翼へ2点タイムリー。8回と9回にも2点ずつを加え、快勝した。

投げては先発の松田啄磨投手(4年=大冠)が8回を4安打1失点に抑え、チームに落ち着きを与えた。5回裏に「唯一の失投」を左越え本塁打にされて1点を与えたが、それ以外は安定した投球だった。

2日前の同カードでも先発勝利していた松田は、組み立てを工夫して臨んだ。「相手に1回戦の印象が残っていると思ったので、前回変化球を使っていた局面でストレートを投げたりした。今日はストレートを有効的に使えた」。宮崎正志監督(63)も「松田が丁寧に投げてくれた」と話した。

この勝利で勝ち点を2とした大産大は、27日に重要な試合を控える。21年春から4季連続優勝中の天理大との第2節3回戦。松田は「このリーグで一番大事な試合になる。何としても勝てるように、チーム一丸でやっていきたい」と大一番を見据えた。