<関西学生野球:近大11-3関学大>◇28日◇第5節1回戦◇ほっともっと神戸
近大が鮮やかな逆転勝ちで先勝した。2回、3回に失点して関学大に先行を許したが、0-2で迎えた4回に一気に流れを呼び込んだ。四死球で1死満塁の好機を迎えると、代打起用された松井健士外野手(4年=三重)が期待に応えて中前へ運んで2点適時打。これでまずは同点とした。
続く坂下翔馬内野手(4年=智弁学園)が、この日自身3つ目の四球で再び満塁とすると、2番の勝田成内野手(2年=関大北陽)が大仕事をやってのける。カウント2-1からの4球目を捉えると、打球は右翼席へ。「ちょっと詰まって、最悪でも犠飛になればと思ったけど、風も味方して入ってくれた」という満塁弾。田中秀昌監督(66)は「負けられない試合だった。本塁打は想像できなかったが、あの場面で打てるのはたいしたものだな」とたたえた。一気に関学大を引き離した近大は、13安打11得点で大勝した。
試合を決める一発を放った坂下にとって、リーグ戦の本塁打は初だった。満塁弾となると人生初。「(本塁打の時の)ベースランニングの仕方がわからなかったけど、ゆっくり走るのがこんなに気持ちいいのかと思いながら1周しました」と笑った。
チームとしては、この勝利を次につなげることが大事になる。「3連敗のどん底からスタートしたけど、全勝すれば優勝の可能性もある。泥くさく1点に執着していきたい」と話し、ここからの巻き返しを誓った。