花園大7年ぶり優勝へ粘り腰の白星 宮村和暉主将「これがうちのスタイル」

京滋大学野球春季リーグ 花園大対滋賀大 9回表花園大1死一、三塁、岩田優雅の一塁野選で勝ち越しのホームに滑り込む生還する三走の宮村和暉。捕手は滋賀大・千田桜司郎(撮影・藤尾明華)

〈京滋大学野球:花園大4-3滋賀大〉◇10日◇マイネットスタジアム皇子山

花園大が16年春以来、7年ぶり2度目の優勝へ、大きな1勝をものにした。

9回、1点差を追いつきなお1死一、三塁。岩田優雅外野手(4年=東山)の一ゴロで、宮村和暉内野手(4年=啓新)が三塁から突っ込んでホームイン。決勝点をつかんだ。

まさに間一髪だった。打球は一塁手前。「ゴロゴー」のサインを確認していた宮村は、打球角度を見てからスタートを切った。無謀なタイミングにも思われたが50メートル6秒2の足で加速。砂煙を立てて足から飛び込んだ。

「あのバウンドだったら突っ込もうと思った。日ごろから走塁は細かく言われている。今日は走塁ミスもあったけど、最後に足で取れたのは大きい。練習でやったことしか試合では出ない。勝ちにつながったのが大きい」

啓新(福井)では19年春の甲子園に出場したが、レギュラーではなく、三塁コーチとしてチームを支えた。三塁走者としての状況把握、瞬時の判断はお手のもの。今回は仲間に託すのではなく、自分自身でつかみ取ったホームインだ。「高校では控えだったけど、いい思いをさせてもらった。大学でもそういうチーム作りをしようと思っている」。主将を務める背番号1は胸を張った。