慶大が先勝 2番手荒井駿也が初勝利、4番栗林泰三は二塁打3本「つなごうという意識で」

立大対慶大 母の日仕様のピンクのリストバンドを着用し、記念撮影に納まる慶大・栗林泰(左)と荒井駿(撮影・鈴木みどり)

<東京6大学野球:慶大6-3立大>◇第6週第2日◇14日◇神宮

慶大は投打がかみあい、立大に先勝した。

2番手として5回から登板した荒井駿也投手(2年=慶応)が3回途中を2安打1失点にまとめ、初勝利を挙げた。堀井哲也監督(61)は「チャンスをつくって、そこでしっかり(走者を)返せたことが勝因」と話した。

今春途中から4番に座る栗林泰三内野手(4年=桐蔭学園)が3本の二塁打を放った。初回1死一、三塁でカウント2-2から左翼線へ先制の適時二塁打。

3-2で迎えた4回には、3番・広瀬隆太内野手(4年=慶応)の申告故意四球の後に打席へ。2死一、二塁で左二塁打で2点を追加した。「とにかく、つなごうという意識で迷いなく打席に入っていることが結果につながっている」と話す。

母の日で、朝には「いつもありがとう」とLINEを送った。ピンクのリストバンドをつけてプレーし、スタンドに観戦に訪れていた母へ元気な姿を見せた。「堀井監督がいつも『いい仲間に恵まれて一生懸命、野球をやることが恩返し』とおっしゃっているので、それを体現できました」と話した。