【阪神】5月快進撃の佐藤輝明が狭い豊橋で球団8000号&首位固め狙う 岡田監督も好調太鼓判

14日、DeNA戦で満塁本塁打を放つ佐藤輝明

絶好調男が虎の球団史に名前を刻む。阪神佐藤輝明内野手(24)が、あと2本と迫る2リーグ制後の球団8000号を狙う。

14日DeNA戦(甲子園)では6号先制3ランと自身2度目となる7号満塁アーチを放ち、自己最多の7打点と大暴れ。16日中日戦の舞台である豊橋市民球場は、両翼93メートルと比較的狭い球場だけに期待大だ。さあ、首位固めウイークへ。背番号8のバットから記念弾が飛び出すか!?

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初夏の東三河に花火が打ち上がるか。阪神は2リーグ制後の球団8000号まで、あと2本と迫った。記念弾は誰のバットから飛び出すか。その予感をプンプンと漂わせるのは、5月の快進撃が止まらない佐藤輝だ。15日はしっかり休養し、漆黒の豊橋駅に新幹線で滑り込んだ背番号8は力を込めた。「いいプレーを見せたいというのはあります」。豊橋に集まる虎党が期待するのはもちろん豪快なアーチだ。

舞台となる豊橋市民球場は両翼93メートル、中堅115メートルと比較的狭い球場。14日のグランドスラムは甲子園をどよめかせた推定136メートルの特大弾だった。これがもしも豊橋市民なら…。夜空に消える場外弾になる可能性もある。「(狭くても)いつも通りにやろうと思います」と、力まずに打席に立つ。

3戦3発と調子も上がってきている。首位攻防戦となった前カード12日からのDeNA3連戦(甲子園)では、1戦目に体勢を崩しながらもバックスクリーンへライナー性をズドン。打球角度20度で、アレが入るのか? と誰もが目を疑う5号ソロ。14日の3戦目では6号3ラン&7号満塁弾の離れ業。自己最多の7打点でチーム単独首位の原動力になった。

豊橋に向かう新幹線に乗り込んだ岡田監督も報道陣から初めて訪れる球場の情報を収集すると「狭いん? ああ、そう」とニヤリ。前日も佐藤輝について「すごく調子が上がってきている。ポイントがよくなって前で捉えられてる」と話しており、期待せずにはいられない。

チームは2位DeNAに1ゲーム差を付けて首位を走る。中日、広島と続く1週間で首位をガッチリ固めたいところだ。これまでも「自分はホームランでチームを助けたい」と、誰よりも本塁打へのこだわりの強さを見せてきた虎の主砲が、綿々と続く虎の歴史にその名を刻む。【三宅ひとみ】

◆阪神の豊橋市民での試合 これまでに2戦、いずれも中日に黒星。プロ公式戦で初使用した星野監督時代の02年4月16日は、同点の7回に2番手伊達が4失点し、3-7で敗れた。矢野監督時代の19年7月17日には、「4番三塁」で先発出場した大山が先制ソロを含む4安打2打点。ただ、プロ初先発の望月が5回4失点、4-4の8回から登板した藤川が2失点KOと投手陣が踏ん張れず4-6で敗れた。7回裏には観客が一塁側スタンドのフェンスによじ登って試合が中断する場面もあった。いずれの試合も阪神1本、中日2本の計3本塁打だった。