青学大が東都17年ぶり優勝 安藤監督の誕生日に運命的な歓喜 OB石川雅規らも観戦

青学大対国学院大 優勝し歓喜する青学大の選手たち(撮影・江口和貴)

<東都大学野球:青学大10-1国学院大>◇第4週第3日◇17日◇神宮

青学大が06年春以来、17年ぶり13回目の優勝を果たした。

9回裏、マウンドの松井大輔投手(4年=県岐阜商)が最後の打者を三振に仕留めると、あっという間に歓喜の輪が広がった。21年春、コロナ禍で1部に自動昇格し、昨秋は優勝に王手をかけながら、国学院大に逆転優勝を許した。悲願の1部優勝に、笑顔がはじけた。

19年1月から監督を務める安藤寧則監督(46)は「とにかくうれしいです。積み重ねたものが一番いい結果として出た。とにかくうれしいです」と、喜ぶ選手たちの笑顔に目をうつした。「(マウンドで喜ぶ選手たちの姿は)感慨深いものがありました。本当に17年ぶり、と。選手たちはよくこじ開けてくれた。とにかくよくやってくれたな、と」。言葉をかみしめるように話した。

初回から、試合を優位に進めた。無死一、三塁から3番小田の二ゴロの間に三塁走者を迎え入れ先制。続く松本が中前打で1死一、三塁とすると、6番初谷が右越え3ラン本塁打で、この回、一挙4点を挙げた。4回には藤原の左越えソロ本塁打で貴重な1点を加えた。6回には2者連続本塁打を放つなど、強打の青学大を見せつけた。

投げては今年のドラフト候補に挙がる最速153キロ右腕、常広羽也斗投手(4年=大分舞鶴)が6回を投げ4安打1失点で、守護神松井につなぎ、7回以降は無失点に抑えた。

運命も味方した。この日は、安藤監督の誕生日だった。天候や6大学の日程がずれ込み、この日に試合が行われ優勝が決まった。中島大輔外野手(4年=龍谷大平安)は「監督の誕生日の17日で、17年ぶりの優勝。何か運命的なものがあるのかな。うれしい気持ちでいっぱいです」と笑顔を見せた。

チームは6月5日に開幕する全日本大学選手権に出場する。これまで青学大は4度大学選手権に出場し、うち3度優勝、1回は準優勝と高い勝率だ。中島は「ジンクス的なものはあるのかな。でも、それに頼らず1つ1つ積み重ねていけば、自然と勝ちはみえてくる。東都の代表として戦っていきたい。その結果優勝につながればいい。日本一へ、全力で挑みたいです」と、冷静に前を見据えた。

 

スタンドには、前監督の河原井正雄氏や、ヤクルト石川雅規投手らが集まり、OBが17年ぶりの優勝を祝った。

 

◆青学大野球部の主なOB(順不同、敬称略) 松山英明(元オリックス)、吉田直喜(元オリックス)、奈良原浩(元西武)、木村龍治(元巨人)、小久保裕紀(元ソフトバンク)、高山健一(元西武)、中川隆治(元近鉄)、川越英隆(元オリックス)、坪井智哉(元日本ハム)、井口資仁(元ロッテ)、倉野信次(元ソフトバンク)、石川雅規(ヤクルト)、志田宗大(元ヤクルト)、山岸譲(元ヤクルト)、高市俊(元ヤクルト)、横川史学(元巨人)、円谷英俊(元巨人)、小窪哲也(元広島)、久古健太郎(元ヤクルト)、小池翔大(元ロッテ)、下水流昂(元広島)、杉本裕太郎(オリックス)、東條大樹(ロッテ)、渡辺雄大(阪神)、加藤匠馬(中日)、吉田正尚(レッドソックス)、岡野雄一郎(中日)