中大が国学院大に先勝 今秋ドラフト候補の西舘勇陽が粘りの投球で今季初勝利

東都大学野球 国学院大ー中大 8回を7安打1失点に抑えた中大・先発の西舘勇陽(撮影・保坂淑子)

<東都大学野球:中大3-1国学院大>◇第5週第1日◇24日◇UDトラックス上尾スタジアム

中大が国学院大に競り勝ち先勝した。

今秋のドラフト候補に挙がる最速155キロ右腕、西舘勇陽投手(4年=花巻東)が8安打されながらも1失点と粘り、今季6試合目の先発で初勝利を挙げた。

2回に伊藤櫂人内野手(1年=大阪桐蔭)の中越え2ラン本塁打などで味方が3点を先制。「先制点を取ってくれたので0点を並べるだけだと思って投げました」と奮起した西舘は強気に内角を攻め、カーブで打ち気をそらした。奪った三振は12。8回には捕逸で1点を失うもリードは許さずに、救援の三奈木亜星投手(2年=浦和学院)につないだ。

順位決定へ、厳しい戦いが続く。清水達也監督(58)は「2つ勝たないと。明日も勝てるように、全員で戦っていきたい」と、力を込めた。