国学院大が中大にサヨナラ勝ち 殊勲打の柳舘憲吾「よかった! ホッとしました」

中大ー国学院大 9回、サヨナラ打を決めた柳舘憲吾をハイタッチで迎える国学院大の選手たち(撮影・保坂淑子)

<東都大学野球:国学院大2-1中大>◇第5週第2日◇25日◇UDトラックス上尾スタジアム

国学院大がサヨナラ勝利で中大に勝利し、1勝1敗とした。

1-1で迎えた9回無死三塁、柳舘憲吾内野手(3年=日大三)がカウント1-1からの直球を右前へ運びサヨナラ勝利を決めた。柳舘は「よかった! ホッとしました」と、汗をぬぐいながら笑顔を見せた。

隣では鳥山泰孝監督(47)が「あの場面であのスイングができるんですから。素晴らしい。見事でした」と、頼もしく見つめた。今季は3番柳舘、4番冨田進悟内野手(3年=横浜)の打順を固定。「2人と心中するつもりで、打順を組んだ」と、指揮官の思いを明かし、シーズン終盤でその期待に応えた柳舘を握手でたたえた。

昨秋、リーグ優勝の国学院大も、今春は5勝7敗でいまだ勝ち点は1。柳舘は「今までは優勝を経験して、下を見る戦いをしてこなかった。これが東都なのか、と実感している。その中で俺たちはプレーをしている。東都のプライドを感じています」と話した。

26日は中大との3回戦が行われる(神宮、午後0時半)。入れ替え戦回避へ。チーム一丸で1勝を取りに行く。