【阪神】大竹耕太郎が号泣自己最多6勝 代打送られた直後、近本光司の先制打にベンチで涙、涙…

7回表巨人2死一塁、門脇から三振を奪い雄たけびを上げる大竹(撮影・上田博志)

<阪神3-2巨人>◇27日◇甲子園

涙の勝ち星だ。阪神大竹耕太郎投手(27)が、2試合連続7回無失点の好投で、キャリアハイとなる6勝目を挙げた。巨人打線を寄せ付けず、6安打、7奪三振。無四球で球数は90球だった。

まだ余力はあったはずだ。両軍無得点の7回2死二塁の好機。次打者席に控えていたが、代打を送られた。その後、近本の適時打で先制に成功。大竹はベンチで号泣し、喜びをかみしめていた。

現役ドラフトでソフトバンクから移籍した左腕は、開幕から5戦5勝。前回20日の広島戦も、勝ち星こそつかなかったものの7回無失点の快投だった。

巨人との対戦はプロ初だが「伝統の一戦」でも気後れせずストライクゾーンへ投げ込み、凡打の山を築いた。

規定投球回にわずか1/3回届かなかったものの、到達していればリーグ断トツの防御率0・40。次回登板からは、古巣ソフトバンクとの対戦可能性もある交流戦に入る。