【DeNA】大貫晋一が今季初勝利 プロ初完封あと1死で降板も、降格味わった因縁の地で復活

中日対DeNA 9回裏中日2死一、三塁、マウンドを降りる大貫(中央)(撮影・森本幸一)

<中日1-3DeNA>◇28日◇バンテリンドーム

DeNA大貫晋一投手が、8回2/3 1失点の好投で今季初勝利を挙げ、チームの連敗を4で止めた。

戸柱とのコンビで速球を軸に両コーナー、高低、カーブなど緩急を有効に使って、的を絞らせず。プロ初完封まであと1死の9回2死一、三塁で降板し「悔しいです」と素直に心境を明かしながら「チームが勝つことが大事なので、勝てて良かった。トバさん(戸柱)に引っ張ってもらった」と感謝した。

因縁の地で復活を印象づけた。バンテリンドームでは4月29日の中日戦で5回途中4失点でKOされ、翌30日に抹消。約1カ月間2軍で調整し、制球面やフォームなど細かにチェックした成果を結果で示した。27日の同戦で2発を許した細川には内角を厳しく攻め、1安打に封じ、流れを寸断した。「悔しい結果が続いていたので、うれしいです」。6ゲーム差の首位阪神追走に向け、頼りになる男が加わった。【久保賢吾】

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