<日本生命セ・パ交流戦:阪神2-0ロッテ>◇4日◇甲子園
阪神がロッテに連勝した。難敵のロッテ佐々木朗希投手(21)から6回に大山悠輔内野手(28)の決勝打となる右前適時打で先制した。
投げては先発の才木浩人投手(24)が完封勝利した。試合後の岡田彰布監督(65)の試合後の一問一答は以下の通り。
-才木の最近のピッチングは
「いやいや、前回もそうだし、ファームから上がってきてね、ずっと良かったんで。悪い癖というか、上体が反るというかね、そういうのがないから、ストライクが低め低めにね。もうほとんど高め、あれも意識して高めにいってる感じだしね。低め狙って高めとか、そういうのも全然ないし、そういう意味ではねえ、ちゃんと修正して、それがいいピッチングにつながってると思うけど」
-早めに2軍にいかせた(5月1日に抹消し21日に再昇格)
「そう、投げるピッチャーとか他のピッチャーの兼ね合いもあって、ちょうど、ねえ、打線の援護というかね、だから防御率はそんなに悪くないんだけど、勝ちにちょっと恵まれなかった、勝ち星にはね、なんかこうね、打線との兼ね合いでつかなかったんで。まあいい気分転換というか、一番早く才木が戻ってきたんでね、戻ってきてからはね、一番安定してるというかね今はね、イニング投げられるしね」
-9回一打同点のピンチもひとりで投げきれた
「投げきれたって、ほんとは3人で終わった方がええんやけど(笑い)。まああのへんがなあ、プロ初完封というかな、そういう意識かも分からんけどね。そんなんは乗りきっていかなあかんわけやから、おーん」
-ロッテ佐々木朗の投球はどのように見た
「まあ、そんな打てないっていうかね。ヒット出なかったけど、まあ、とにかく低めを振らない、こらフォアボールを絶対選べると思っとったから。まあ、出たらね、走れていうかね。そういうのは、もう、あのカウント関係なしにしてね。こっちがフォークと思ったら、スチールのサインで行けたから。それがよかったんじゃないかな。そういうふうな、な。まあ、何本もね、連打は打てないから。そんなピッチャーやないから。いろんなことをして点取ろうというか、そういうのがうまくいったと思うけどね」
-6回も中野が四球で出て足でプレッシャーをかける
「うまいこと、あれもフォークだったしね。そういうのはやっぱ大きいよね。サードまでいくことによってね、やっぱり前進守備で来るし、向こうも点取れてないわけだから。ヒットになる確率も高くなるしねってな感じやね」
-やる前は「普通に」と言っていたが
「普通やろ。そうやなあ。いつもこんなやったらあかんけどな。もうちょっとヒット打たなあかんけど。まあ相手ピッチャーのな、力からいくと、こういう点の取り方しかないんかないうのはあるよね。やっぱり」
-低めに対する見極めはミーティングでもテーマに
「ああ、もうほとんどミーティングで。今日だけは見送り三振はOK言ってたから」
-6回の円陣もしっかり見極めをと
「そうそう。別にそんな難しいことは今岡言ってなかったみたいやけど。まあ、初めて組んだからオレがビックリしたわ。円陣組んだの。点入るんかなと思ったけど、点入ったからよかったやん。あれで入らんかったら、もう円陣組むなと言うけど」
-大山もさすが
「まあ1打席目からボール球見送って低めも見極めて、ショートゴロもそんな悪い当たりじゃなかったし、タイミングは合ってるなと思ってたけどね。サード行ってワンバン投げれないカウントになったから、だからああいう高めにくるよね、やっぱ」
-監督賞を今年も出している
「出してる出してる。才木にやらんと、そら怒られるやろ。ナンボ梅野がホームラン打っても、そら才木やろうなあ」
-梅野の1発も大きい
「大きかった、大きかった」
-監督は円陣はあまり好まないか
「円陣したら相手に読まれるやんか。だから円陣言うのはだって、準備の段階と違ういうことやからな。だから本当に打てない時は、俺もオリックスの時とかやってたけどな。3回とかに円陣組んでた時もある。分からないピッチャーばっかやからな。その打席の内容とか、そんなんであったけどな。でももう、準備して試合に挑むんやから。そんな試合中にミーティングと違うことは起きないよ、今はもういろんな情報が入ってるから、そら」
-いい円陣になった
「そうやなあ。ほとんど何も言うてなかったけどなあ、はっきり言うて」
-ミーティングの再確認を
「そうそう。ミーティング通りやって言ってたわ。点入ったから良かったわ」
-6回で100球投げさせることはプラン通りだったか
「いやいや、そんなことはない、そんなことない。やっぱ球数で交代するピッチャーやから、多く投げさせた方が早く代わるわけやん」
-昨日サヨナラ打を放った小幡もいたが、遊撃は木浪がスタメン
「ファン投票1位外されへん。そんなん怒られるやん」
-木浪は直球に強いから
「いやいや、そんなんもない」