＜全日本大学野球選手権：日体大8－1東農大北海道＞◇6日◇1回戦◇神宮

東農大北海道は日体大（首都）に敗れ、初戦突破はならなかった。

1回2死一、二塁で5番指名打者の彦坂慧一郎主将（4年＝豊橋中央）が右翼線に適時打を放ち先制。投げては先発左腕石沢大和投手（4年＝網走南ケ丘）が3回まで1安打投球を続けていた。しかし3回1死から2者連続四球を与え、1死満塁のピンチを招くと、6番本間に右前へ逆転の2点適時打を打たれた。5回1死では2番中妻に右越えの1発を献上。5回6安打3失点で降板となった。「野手が1点を取ってくれたのに、自分が粘れず申し訳ない。制球も球威もキレもすべてやり直さないといけない」と悔しがった。

打線は中盤、終盤と得点圏に走者を置きチャンスはつくったが、あと1本が出ず。得点は初回に奪った1点のみに終わった。三垣勝巳監督（42）は「いろんなところが足りていなと思うゲームだった」。彦坂主将は「全国で勝つ難しさを感じた。毎年そうなんですけど今年も苦しさを実感した」と振り返った。