【阪神】ドラ6富田蓮は2軍降格濃厚「慎重になりすぎた」プロ初先発は苦戦の3回80球3失点

3回裏日本ハム2死一、二塁、適時二塁打を浴びた富田。右は生還する万波(撮影・黒川智章)

<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム4-0阪神>◇9日◇エスコンフィールド

阪神ドラフト6位富田のプロ初先発は苦い結果となった。2回2死二、三塁から伏見の先制左前打で2点を献上するなど、3回5安打3失点で降板。松本剛には12球粘られながら四球を許すなど、リズムをつくれず3回ながら80球と球数を要した。

「長いイニングを投げたいとマウンドに上がりましたが、1つのアウトを取ることに慎重になりすぎた。球数が多くなってテンポが悪くなる場面が多く、自分の良さを出し切れず降板となってしまい、悔しい」。プロ初黒星を喫し、2軍降格が濃厚だ。

新人ながら開幕1軍入りを果たし、中継ぎとして7試合に登板。5月7日から2軍に合流し、先発としての調整を進めてきた。ファームでは4試合に先発し、防御率2・45の好成績を残し、この日1軍に合流。エスコンフィールドでチーム最初のマウンドに立ったが、悔しい結果に終わった。