思い出のハマスタでかっ飛ばす。パ・リーグトップの11本塁打の日本ハム万波中正外野手(23)が、13日からのDeNA3連戦(横浜)で12戦ぶりの1発を狙う。
横浜高1年夏、バックスクリーンの看板を直撃する特大の高校1号を放った“万波伝説”発祥の地。最近2試合は8打数無安打4三振と苦しんでいるが、慣れ親しんだスタジアムで6月初アーチを描き、スイッチを入れなおす。
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本塁打キングが“故郷”で量産態勢に入る。プロ5年目にして公式戦では初めてハマスタに乗り込む。「高校の時に散々試合をさせてもらいましたし、当時はベイスターズの試合ばかり見ていた。ベイスターズファンだけでなく野球の街。行くのがすごく楽しみです」と気持ちを高ぶらせた。
自らの才能を全国に知らしめた思い出の球場だ。横浜1年夏、神奈川大会3回戦(松陽戦)で推定135メートルの“看板弾”を放った。これが高校での公式戦1号で「僕の高校野球が始まった打席。また(看板を)狙いたいし、また当てたいですね」。3年夏の神奈川大会準々決勝(立花学園)でも放った豪快な看板弾を、プロでも再現する。
大好きな舞台で負の流れを止める。11日阪神戦は、初回1死二塁で空振り三振、6回1死一、二塁では遊撃併殺打と好機で思うようなバッティングができなかった。「中軸としての仕事ができていないので、いいところで打点を挙げて、チームの勝ちにつながるような活躍をしたい」。高校3年間を過ごした横浜で、復調へのきっかけをつかむ。
プロ入り後、実は1試合だけ試合をしたことがある。2年目の20年6月7日、DeNAとの練習試合にフル出場。5回に左中間を破る二塁打を放ちアピールした。「お試しのオープン戦みたいな感じでした」。この年、公式戦での1軍出場はなかったが、今はチームをけん引する主砲に成長。本塁打ランクトップを走る男の真の力を、披露する。
昨年の交流戦で唯一無安打だったのがDeNA戦。6月7日(札幌ドーム)は今永の前に3打数無安打に終わり、チームとしてもノーヒットノーランを達成された。今回の相手も今永。「ハマスタはテンションがあがるので苦手意識を払拭したい」。高校の友人らが多数駆けつける前で“鬼門”を突破する。【永野高輔】