福留孝介氏、都市対抗予選で鳥谷敬氏と阪神OBコーチ対決 敗れるも「次勝てばいいんじゃない」

都市対抗近畿地区二次予選 パナソニック対日本生命 今年から日本生命の特別コーチを務める福留孝介氏がスタンドで大一番を見守る(撮影・中島麗)

<都市対抗野球近畿地区第2次予選:日本生命4-7パナソニック>◇第4代表決定戦◇12日◇わかさスタジアム京都

9回に3点をかえす反撃及ばず敗れた日本生命(大阪市)は、OBで今年から特別コーチを務める福留孝介氏(46=元中日、阪神、メジャー)がスタンドから熱い視線を送った。

中日、阪神、メジャーで活躍し、昨年現役を引退。現在は、特別コーチとして月に4、5回指導にあたり、「見てあげられるときは見てあげたい。決定戦はなかなか見る機会ないんでね」とナインを応援した。

相手ベンチには、阪神時代の同僚で、現在パナソニックでコーチを務める鳥谷敬氏(41)の姿があった。“阪神OBコーチ対決“にも関心が集まる中、「なるべくトリには負けないように頑張ってほしいけど、これは選手のやってることなんで」と温かく見守った。

普段の練習では「もともと優秀な選手が多いので、手助け程度」と話すが、選手たちには一言一句が金言だ。この日5番打者として3安打1打点の活躍だった原田拓実内野手(31=立正大)は「打席での考え方やメンタル維持、後輩への声かけなどすべてを教わっています」と感謝。大阪桐蔭出身のルーキー山田健太内野手(22=立大)ら若手の台頭を刺激にチームを引っ張るベテランは、日米2450安打を誇るレジェンドの言葉を力にますます進化中だ。

福留コーチは日本生命時代、都市対抗野球で優勝を経験し、新人で若獅子賞を受賞するなど、プロで活躍する下地をつくった。試合は敗れたが「緊迫した試合も一つの経験になる。次、勝てばいいんじゃない」と切り替えを強調。都市対抗出場をかけ、ラスト1枠を争う13日の日本製鉄広畑(姫路市)との第5代表決定戦(18時、わかさスタジアム京都)にエールを送った。【村松万里子】