【広島】野間峻祥が犠打2球失敗のち幸運サヨナラ打「しっかり反省してまたバント練習したい」

交流戦広島対楽天 9回裏広島1死二塁、野間は右前サヨナラ適時打を放つ(撮影・加藤孝規)

<日本生命セ・パ交流戦:広島4-3楽天>◇14日◇マツダスタジアム

広島野間峻祥外野手の幸運なサヨナラ打で連敗を3で止めた。

同点に追いつかれた9回。1死二塁から楽天松井裕のフォークに食らいついた打球は一塁線への弱いゴロとなるも、一塁ベースに当たって右翼方向にはねた。白球が転々とする間に二塁走者上本が本塁生還。今季3度目のサヨナラ勝利となった。

前夜は一塁線上の攻防で涙した。3フィートライン内で一塁鈴木大のタッチをすり抜けて一塁に滑り込んだように見えたが、アウト判定。好走塁は幻となった。この日も5回無死一塁からヒットエンドランで三遊間へ打ち返した当たりを遊撃山崎の好捕に阻まれ、7回無死一、二塁では2球バント失敗。それでも直後に勝ち越し打を放ち、9回は決勝打で悔しさを晴らした。1軍復帰した6日以降は打率3割3分3厘、4打点3得点と大きな得点源となっている。殊勲者となっても「チームが勝ったことが一番。(7回は)しっかり反省してまたバント練習したい」と足元を見つめた。

▽広島新井監督(決勝打の野間に)「送り(バント)のところで失敗はあるんですけど、しっかり取り返してくれました。(交流戦Vへ)いい位置にいますので、ガンガンいきたいと思います」