【近本光司コラム】「不調脱出論」後編 グラウンド外で落ち込まないよう…お供は「ネトフリ」

リラックスした表情で話す阪神近本(左)と阪神西勇(撮影・上山淳一)

阪神近本光司外野手(28)が、日刊スポーツで本音をつづるコラム「研鑽」(けんさん)の第3回で、独自の「不調脱出論」を展開した。

交流戦は21打席連続無安打の期間もあったが、原因はメンタルにあると分析。復調の鍵に「シンプルな思考」を挙げた。23日からは交流戦初Vで勢いに乗り、2・5差で迫る2位DeNAと敵地で首位攻防3連戦。昨季から10連敗中のハマスタで1番が完全復活し、勝利を導く意気込みだ。【聞き手=中野椋】

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メンタルの不調から抜け出すには、考え方をシンプルにするとお伝えしましたが、グラウンド外での時間も大切になってくると思っています。打撃の状態はいいんだから、ユニホームを脱いだら、できるだけ野球のことを考え込まないようにしていました。

基本的には動画を見ます。Netflixを見ながら、野球と違うところに意識をもっていくイメージ。アニメは何も考えずに見ることができるので、それはそれでいいですし、考え込むようなものを見るのもいい。ただ見たいから見るっていうのは、あまりないです。何か意味があって、その動画を見ます。野球から離れて、自分を落ち込まないようにしてあげる。そんな時間が大切です。

今のメンタルの状態は…、60%くらいでしょうか。ヒットが1試合に1本出てきたというのは、いいこと。ヒットが1本出ているというだけで、けっこう気持ちは楽なんです。

4の1なのか、5の1なのかというのは、気にしすぎたらダメだと思います。(5打数1安打で)2割なのか、(4打数1安打で)2割5分なのかというのは、その1日だけの数字。トータルで見たときには大きな数字の変化にはつながらないので、それほど気にしていません。

それよりも、カードで見た方がいいと思っています。1試合1安打を打つことは目標にしていますが、カード3連戦で見た時に4本、5本と出せていたら、打撃の状態もいいし、メンタルの状態もいいということになります。メンタルの状態が悪くなる時は、カードで1本か2本で終わってしまいます。

交流戦が終わり、今季は約300打席を消化しました。1年間600打席と考えると、もう半分いったのかと思います。今年はこうしていこう、というものが固まってきています。今日はこれでいく、今日はこれでいく…、というのがあるんです。毎日、毎打席、意識することは違いますが、方向性は一緒。だからこそ、メンタルが不調でも、打撃の状態はいいと感じることができているんだと思います。しっかりとリフレッシュして、リーグ戦再開に備えます。(阪神タイガース外野手)

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