【ソフトバンク】デスパイネ入団会見、三笠GM「チーム状況を見たときに、やはり」獲得経緯説明

入団会見でユニホームに袖を通すデスパイネ、新しい「25」の背番号を披露(撮影・梅根麻紀)

ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手(37)が25日、本拠地ペイペイドームで「2度目」の入団会見に臨んだ。昨季限りで退団したが、右の長距離砲が不在とあってシーズン途中に異例の再契約に至った。1年契約で推定年俸は1億8000万円プラス出来高払い。背番号は昨季の54から25となった。早ければ7月4日の本拠地日本ハム戦から1軍に合流する。NPB通算184本塁打の大砲が、3年ぶりのリーグ優勝奪回へ導く。

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相変わらず分厚い胸板を張って、デスパイネは言った。「今すぐにでもグラウンドに立ってチームのために貢献したい。コンディションを上げて頑張るよ」。来日したばかりで「とても疲れていて、眠い」と笑うが、「親方」の愛称で親しまれた昨季までと変わらない姿だった。入団会見のフォトセッションでは、左足を上げるホームランパフォーマンスも披露。終始ご機嫌だった。

昨季限りで退団したが「自分は37歳だけどまだできると思った」と、今季はNPB復帰を目指して母国キューバでプレーしていた。そんな状況下で、ソフトバンクは右の長距離砲が不在のため再契約に至った形だ。三笠杉彦取締役GMも「シーズンが始まってチームの状況を見たときに、やはりデスパイネ選手に来てほしいということで」と話すなど、シーズン途中では異例の出戻り入団となった。

今季のソフトバンクの助っ人野手は、12球団で唯一本塁打がない。新加入のアストゥディーヨとホーキンスは不振で2軍調整中。来日2年目のガルビスは体調不調で6月上旬に登録抹消されて以来、昇格がない。6月は助っ人野手抜きで戦ってきた。NPB通算184本塁打の大砲再加入で、その穴を埋めることができそうだ。デスパイネも自身の役回りは心得ている。「ホームランや打点を期待されていると思う。しっかり日本で表現できるように頑張りたいね」と腕を組んだ。

今後は27日に福岡・筑後市のファーム施設でリハビリ組に合流する。2、3軍での実戦を経て、早ければ7月4日の日本ハム戦(ペイペイドーム)から1軍に昇格する予定だ。近藤、柳田、栗原に続き、デスパイネが打線の核となれば、3年ぶりのリーグ優勝は大きく近づく。藤本監督が理想としてきた「4番に右の大砲」が、実現する日は近い。【只松憲】

◆アルフレド・デスパイネ 1986年6月17日、キューバ生まれ。マニュエル・ファハルド・キューバ国立体育大から、04年キューバ国内リーグのグランマ入団。08年北京五輪、09、13、17、23年WBC出場。14年7月ロッテに加入。17年にはソフトバンクに移籍し、同年に本塁打王と打点王の2冠。22年限りで退団した。23年はWBCキューバ代表として4強入りに貢献し、母国リーグでプレーしていた。175センチ、95キロ。右投げ右打ち。

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