【阪神】前川右京が連敗ストップの救世主名乗り「チームのワンピースとしてやっていけたら」」

阪神前川右京(2023年6月21日撮影)

どんよりムードを吹き飛ばせ! 阪神前川右京外野手(20)が、6連敗阻止の救世主に名乗りを上げる。

チームは週末の首位攻防DeNA3連戦で3連敗を喫し、今季ワーストとなる5連敗で首位陥落。一方で伸び盛りの背番号58は6月打率3割超と上昇気流に乗っている。27日から甲子園で戦う中日3連戦では初戦から柳、高橋宏と先発右腕との対戦が続くだけに、2戦連続のスタメン起用が有力。首位再奪取へ、若き大砲候補の勢いに懸けたくなる。

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徐々に漂い始めた重苦しい空気にも、前川は屈しない。チームは週末の首位攻防DeNA3連戦に3連敗して首位陥落。今季ワーストの5連敗と苦しむが「チームは全然暗くない。まずはしっかり自分のやることをして、チームのワンピースとしてきちんとやっていけたら」と前向きな感情を強調した。

6月の月間打率3割6厘は10打席以上の阪神勢に限ればトップの数字。27日からの中日3連戦は初戦から柳、高橋宏と右腕2枚が続くだけに、2戦連続の右翼スタメン起用が有力だ。「好投手の方々なので、しっかり準備して1打席1打席大切に入っていきたい」。聖地からのチーム再浮上に向けて、身を粉にする覚悟だ。

高橋宏とは高校時代に思い出がある。20年の甲子園交流試合。智弁学園の主砲、中京大中京のエースとして相対した。結果は右前打、見逃し三振を含む3打数1安打。サヨナラ負けを喫した前川は「すごい球を投げていた。『自分も負けない』と思って真剣勝負を楽しめました」と充実感たっぷりに振り返っていた。

一方で、プロ入り後は22年の2軍教育リーグで対決して無安打。通算対戦成績は5打数1安打とやや分が悪い。今季はここまで3番でスタメン起用された全試合で安打を記録。1年前からさらに磨きをかけた打棒を引っ提げ、リベンジに燃えている。

なかなかトンネルから抜け出せないチームにとって、若き左の大砲候補の存在は希望の光。本人は自覚を胸に秘めつつ、地に足をつけた謙虚な姿勢で日々成長を図る。「もちろん、ヒットを打てば最高やと思いますけど、四球なども大切になる。1つの駒として(試合を)進めやすいようにやっていきたい」。20歳の背中にのしかかる期待は大きい。【三宅ひとみ】

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