【阪神】村上頌樹7回無失点「甲子園初星」の権利持って降板、7回満塁で虎党の声援が後押し

阪神対中日 7回表、力投する阪神先発の村上(撮影・上山淳一)

<阪神-中日>◇29日◇甲子園

阪神村上頌樹投手(25)が、「三度目の正直」の甲子園初星へ、7回5安打無失点の好投でマウンドを降りた。

今季3度目となる聖地での先発。2回までパーフェクト投球、4連続三振など抜群の立ち上がりだった。140キロ台中盤から後半の直球、フォーク、スライダー、カーブ交え、中日打線に的を絞らせなかった。5月30日西武戦(ベルーナドーム)以来、約1カ月ぶりの勝利投手の権利を持って降板。規定投球回に再度到達し、防御率1・58は同僚大竹に次ぐリーグ2位だ。

正念場は最後にやってきた。7回。四球と安打で2死満塁のピンチをつくった。後藤に対し、フルカウント。ここで、甲子園には自然発生的に拍手が起こった。右腕を後押しするように、虎党が声援を送ってくれた。ちょうど、この日の100球目。最後は149キロ真っすぐで二ゴロに仕留めた。グラブをたたくと、右こぶしを何度も握る。また聖地には大きな拍手が起こった。

交流戦後の先発ローテーション再編に伴い、中15日で臨んだマウンド。体力はバッチリ回復していた。「しっかり休ませてもらったので、チームのために投げたいと思っています」。終盤も球威は落ちなかった。

智弁学園3年春のセンバツ優勝投手。一方で、夏は2回戦で敗退した。鳴門(徳島)に敗れた。帰りのバスでは爆睡。悔しさも忘れるほど、力を出し切っていた。甲子園は、酸いも甘いも教えてくれた場所。村上にとって原点ともいえる聖地で、タテジマのユニホームで快投してみせた。

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