【中日】苦手今永攻略し自力V復活 立浪監督は同点打の宇佐見を「左投手だが代打で考えていた」

DeNA対中日 DeNAに勝利しナインとタッチを交わす中日立浪監督(左)(撮影・横山健太)

<DeNA1-2中日>◇6月30日◇横浜

中日が苦手今永を攻略、1日で自力優勝の可能性を復活させた。

1点を追う8回2死二塁で左腕今永に対し、代打で起用したのは今月日本ハムからトレード移籍してきた左打者の宇佐見真吾捕手(30)だった。カウント2ボール1ストライクからの4球目の140キロカットボールを見逃さなかった。左中間を抜ける同点適時二塁打で、チームにとっては今永から37イニングぶりの得点で試合を振り出しに戻した。これで勢いに乗り、9回には高橋周が決勝打を放ち、敵地3連戦初戦を取った。

「(今永は)真っすぐが速い。点が取れない投手で真っすぐのタイミングで来た球を打った。抜けてくれと思いました」と宇佐見。日本ハム時代の昨年6月7日のDeNA戦(札幌ドーム)で先発マスクをかぶり、目前でノーヒットノーランを許した。自らのバットで苦い思い出も払拭した。

采配的中の立浪監督も表情を緩めた。「左投手ですが、宇佐見を代打で考えていた。よく打ってくれた」としてやったりの表情。宇佐見は中日に移籍後、9打数6安打と打撃が光る。指揮官は「移籍してきた時は、ちょっと(フォームが)忙しかったが、ゆっくり球を見られるようになった。バットの出方がいいからヒットになる。(代打が)1枚加わって期待はしている。先発もあるし、代打の切り札もやってもらいたい」と説明。2度引きするスイングを修正して結果につなげた。

「小笠原が1点で抑えてこういう結果になった。ここ(横浜)でも、去年なかなか勝てなかった(3勝8敗1分)。1つでも勝っていければいい。それ(自力V再点灯)よりも、やっぱり借金をちょっとでも返せるように、頑張っていかないといけない」。投打の粘りが呼び込んだ勝利を立浪監督は、素直に喜んだ。【伊東大介】

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