<巨人0-3阪神>◇1日◇東京ドーム
阪神シェルドン・ノイジー外野手(28)が勝利を決定づけた。1点リードの9回2死三塁。「甘いところを狙った」と、3番手右腕菊地が投じた高めの147キロ直球をフルスイング。左中間を真っ二つに割った。「昨日は得点圏で打てなくてチームを助けることができなかった。本当にうれしい」。4回大山の先制ソロ以降は0行進だっただけに、岡田監督も今季最大級のガッツポーズで喜ぶ大きな2点目になった。7回にも中前打を放ち、今季17度目のマルチ安打を記録。5番起用にしっかり応えた。
近くで声援を送ってくれる家族が大きな力をくれる。2人の子どもを持つ一家の大黒柱。「家族が全てですね。野球選手の前に父親として、家族が全てです」と存在が最大のモチベーションと明かす。家族は5月下旬に帰国したが、6月末に再来日。岡田監督も「こないだ家族来た時、3割打ってたやんか、ほんなら今日打つやんか」と笑顔でハッスルの要因を分析した。
6月は月間打率1割5分2厘と苦しんだ。この日のタイムリーは6月14日のオリックス戦(甲子園)以来、出場12試合で39打席ぶりだった。出場69試合中58試合で3番を担ってきた中、前川の台頭などで直近3試合は5番で出場。11打数4安打と復調の兆しを見せている。「どこになっても自分の役割は変わらず、やっていくだけ。ああいう若い選手がチームを助けているのがうれしい」。前川らの若虎に刺激をもらい、家族にはパワーをもらう。さあノイジーも7月反攻だ。【波部俊之介】