<ウエスタン・リーグ:ソフトバンク3-8阪神>◇4日◇タマホームスタジアム筑後
阪神佐藤輝明内野手(24)が5日広島戦から1軍に緊急復帰する。当初は7日の甲子園ヤクルト戦から復帰予定だったが、近本が右肋骨骨折で離脱する緊急事態を受け、2日前倒しで2軍遠征先の福岡から広島に駆けつける。
試合後、岡田監督は佐藤輝の緊急昇格について「明日来たら分かるよ。試合前から(1軍に)来るの分かってるから、張り切って3本打ったんやんか」と明かした。2軍ソフトバンク戦(タマホームスタジアム筑後)のナイター開始前には、5日からの1軍合流を伝えていたのだという。
指揮官の言葉通り、「4番三塁」で出場した佐藤輝は持ち味の長打力を発揮した。1回2死二塁、昨年まで同僚だったガンケルのカットボールを右翼線に運ぶ先制二塁打。2回1死一、二塁での第2打席では、ガンケルの沈む変化球に泳がされながら、右翼ポール際に2軍では今季1号となる3ランをたたき込んだ。
7回の第4打席では変則左腕・嘉弥真の食い込んでくるボールを右方向へ三塁打。サイクル安打の期待がかかった最終打席では左邪飛に倒れたが、5打数3安打、1本塁打、4打点。大暴れで1軍復帰を祝った。
DeNAに連敗した6月24日、2年ぶりの2軍降格を伝えられた。25日に出場選手登録を抹消。1軍選手として試合に臨む姿勢を見直す期間でもあった。「プレー以外のことも見つめ直して、しっかりやっています」。練習中から若手の手本となるべく真摯(しんし)な姿を貫いた。独立リーグチームが相手の北陸遠征にも参加。2軍5戦で打率4割5分と結果を残し、満を持しての戦列復帰だ。
1番近本を失った1軍はこの日、9安打しながらノイジーの5号ソロによる1得点のみで大敗。チーム2位の9本塁打、38打点を残している大砲は、救世主の役割を期待されそうだ。【石橋隆雄】