捕手としても一気に覚醒する。日本ハム郡司裕也捕手(25)が9日ロッテ戦(エスコンフィールド)でスタメンマスクデビューを果たす。6月19日に中日から一緒にトレード移籍した山本拓と先発バッテリーを組み、注目が集まる日曜の本拠地で本職をお披露目予定。意気に感じる舞台を用意してくれた新庄監督に、破竹の勢いで結果を残した“打者郡司”に続いて“捕手郡司”も猛アピールする。
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徐々に気持ちも高まってきた。郡司は間近に迫ってきた日本ハムでの捕手デビューへ向けて「緊張しますよね」と身震いした。新庄監督が「7月9日、山本君と郡司君、先発で行きます。日曜日」と異例のバッテリー“予告先発”をしたのが6月末。その後、1軍昇格を果たして“打者郡司”はDHで6試合に出場。打率3割8分9厘、1本塁打、4打点と魅力をアピールした。次は“捕手郡司”をアピールする番だ。
郡司 新庄監督は僕のことを、まだ捕手としては分かっていないと思う。前どうだったかよりも自分をどんどんアピール、表現していきたい。その機会を与えてくれることが、ありがたい。打席が来たら集中するけど、まずは守備第一で。
スタメンマスクをかぶるのは中日時代の21年7月4日ヤクルト戦(バンテリンドーム)以来、735日ぶり。新庄監督が「ファンがいっぱいいた方がね」と、あえて捕手デビューの舞台とした日曜日の試合でアピールしたいポイントは?
郡司 状況、相手の打者、投手の力量を冷静に見られる。守備だけではなく、カーッと熱くなったり焦ったりすることがない、常に冷静に判断できるところ。
そんな自分の特長を生かして「山本の良いところを引き出すだけ。何とか抑えさせてあげたい」と中日から一緒に移籍した山本拓を引っ張るつもりだ。そして何よりも「捕手で出る時は、しっかりチームを勝たせる」ことが最大のアピールポイント。ショートスターターとなる山本拓以降の投手も力強くリードして、覚醒気配の打者に続いて“捕手郡司”も一気に存在感を高める。【木下大輔】