【阪神】岡田監督、怒り心頭「普通のプレーやんか。なあ」大山悠輔走塁ミスで勝ち越し点幻に

阪神対ヤクルト 6回裏阪神1死二、三塁、大山(左)はミエセスの中飛で進塁を狙うがアウトとなる(撮影・上山淳一)

<阪神2-3ヤクルト>◇8日◇甲子園

何でやねん!

岡田阪神が痛恨の走塁ミスで勝ち越し点をフイにした。1-1の同点に追いついた6回1死二、三塁の場面。ヨハン・ミエセス外野手(27)の中堅への飛球は勝ち越し犠飛かと思われたが、タッチアップした二走・大山悠輔内野手(28)が三塁でタッチアウト。三走・シェルドン・ノイジー外野手(28)の本塁生還よりも早いと判断され、得点は認められなかった。信じられないプレーが最後まで響いて2連敗。岡田彰布監督(65)も怒りモードだ。首位阪神から4位巨人までは3・5ゲーム差と縮まった。

 

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勝ち越し点は幻となった。1点を追う6回、大山の適時二塁打で21イニングぶりに得点を挙げ同点。なおも1死二、三塁で6番ミエセスは中堅へ飛球を上げた。勝ち越し犠飛でスコアボードに「2」が刻まれる…。だが、津川球審は両手を大きく振り得点を認めなかった。三塁走者ノイジーが本塁を踏む前に、二塁から三塁を狙った大山が、中堅、二塁と中継され三塁手前でタッチアウトとなっていた。併殺でチェンジ。岡田監督はリクエストしたが判定は変わらなかった。

岡田監督は試合後も怒りが収まらなかった。大山の走塁に「なあ。考えられへんけどなあ。何で止めへんのやろ。三塁コーチャーも」と首をひねった。「焦りじゃないやろ。普通のプレーやんか。勝ち越し点やからのう。(本塁付近で走者に指示する次打者の)梅野も(ハイタッチで)手を上げとったなあ。あれでノイジーも(走るのを)緩めたやろ。なあ」とあきれるばかりだった。

そして自ら「なあ、何回目か知ってる? 今年。プロ野球で」と報道陣に逆質問。「おう、3回目よ。(楽天に対しやった)日本ハムと(阪神戦での)中日と。野球やってたら分かるやろ。もっと見て勉強せなあかん」と苦笑いするしかなかった。中日は5月18日の阪神戦(バンテリンドーム)だった。本塁へ緩めて生還しようとした石川昂より先に細川が三塁を狙って刺され得点が認められなかった。自分たちの目の前で起こったミスだけに「忘れるもんかな」と信じられなかった。

三塁を狙った大山は「自分のミスなんで。まるでチームの流れを止めてしまい、相手に勢いをつけてしまったのは事実。もっと冷静に判断するべきでした」とくちびるをかんだ。常に全力プレーの大山の走塁が裏目となった。

指揮官が「そら、伊藤(将)もあれでがっくりきたやろうな」と同点止まりとなった7回に川端に決勝の2点適時打を許した。「自分らで壊してしもうてるやんか」と、もどかしそうに話した。2位DeNAも敗れ首位に並ばれなかったが、4位巨人が3・5差まで迫ってきた。自分たちで流れを変えるしかない。【石橋隆雄】

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