【日本ハム】伊藤大海、沢村賞右腕から伝授の魔球「形になりつつある」後半戦初戦先発へ準備完了

新庄剛志監督(手前)に投げ込み笑顔を見せる日本ハム伊藤大海(撮影・藤尾明華)

連敗阻止の秘策は“魔球”にアリ? 後半戦初戦となる22日オリックス戦(ほっともっと神戸)に先発する日本ハム伊藤大海投手(25)が21日、神戸市内での全体練習に参加。新庄剛志監督(51)との即席対決で本番へ向けた準備を完了した。登板は12日楽天戦(エスコンフィールド)以来。北海道での残留練習中に金子千尋特命コーチ(39)から教わったチェンジアップをまじえ、チームを後半戦白星スタートに導く。

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後半戦の“開幕投手”に指名された日本ハム伊藤が、かつて“魔球”と呼ばれた沢村賞右腕の武器を有効活用する。14日から関東遠征に出発したチームには同行せず、22日オリックス戦へ向けて北海道で残留練習中に金子コーチからチェンジアップを伝授された。「何となく形になりつつあるので、そういうボールも使っていけたら」と、意気込んだ。

伊藤 金子さんが投げているチェンジアップは、フォーシームの回転で緩急を出す。奥行きのボール。落とすのではなく、真っすぐとの差で打ち取るボール。(以前は)しっかり変化する感じだったけど、最近、スプリットが安定して投げられているので、チェンジアップを動かす必要がない。終盤、真っすぐの出力が落ちてきた時、より真っすぐを速く見せるためのボールと考えた時に、助言をいただいて。そういうコンビネーションが出来たら。

21日には初めてほっともっとスタジアム神戸のマウンドを踏み、“脱マスク”したての新庄監督と直接対決が実現。現役時代さながら、高々とバットを掲げて打席に入った同監督に4球投げ、直球をセンター前にはじき返された。「しびれた」と右手を振る新庄監督に、伊藤は「しっかり当てられるので、やっぱすごい」と苦笑いだ。

高校野球の南北海道大会で準決勝へ駒を進めた母校、駒大苫小牧の活躍も刺激になっている。「現地へ見に行きました」と19日の準々決勝を観戦したことを明かし「リーグ戦をやっていると失敗したら次、と思ってしまいがちだけど、やっぱりそうじゃなくて、目の前の試合に全力で挑む姿勢は忘れちゃいけない」。10連敗中のチームを救うべく、一戦必勝で後半戦初戦に挑む。【中島宙恵】

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