【ソフトバンク】54年ぶり屈辱11連敗「今日はええやろ」藤本監督が会見拒否 24日は朗希戦

ロッテ対ソフトバンク サヨナラ負けで11連敗を喫し、ベンチでぼうぜんとするソフトバンク藤本監督(中央)(撮影・鈴木みどり)

<ロッテ4-3ソフトバンク>◇23日◇ZOZOマリン

ソフトバンクの連敗地獄が止まらない。ロッテに延長10回サヨナラ負け。連敗は「11」に伸び、南海時代の69年以来54年ぶりの屈辱を味わった。トンネル脱出へ、藤本博史監督(59)は大幅に打線を組み替えた。5番起用の新外国人ウイリアンス・アストゥディーヨ内野手(31)に待望の来日初アーチが飛び出したが、痛恨の逆転負け。早くも7月負け越しも決まり、連敗ロードに終わりが見えない。

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視線の先に、打球が無情に転がって行く。三塁側ベンチで戦況を見守っていた藤本監督の表情が、固まった。悔しさ、怒り、焦燥感…。あらゆる感情が内包されているようだった。延長10回サヨナラ負け。ホークスの連敗は「11」に伸びた。今季、延長にもつれ込んだ試合は6勝1敗(2分け)と圧倒的な勝率を誇っていたが、黒星街道にあえぐチームに持久戦の力はなかった。7回以降は1安打。終盤は防戦一方だった。

負の歴史を掘り返し続ける。前日22日の10連敗は、85年以来38年ぶり。さらに連敗は伸び、11連敗は南海時代の69年以来、実に54年ぶりの屈辱となった。敗戦から約10分後。藤本監督は厳しい表情のままロッカー室から出てくると「今日は、ええやろ。なし」と言って試合後の会見を拒否。無言のまま、移動のバスに向かった。

トンネル脱出へ向け、手は打った。試合前。「勝つしかないからね。(打順は)大幅に変えているけど、そこはうまくつながるかどうか。こればっかりはやってみないと分からないから」と、打線を組み替え。今季初めて1番に野村勇を起用。2番近藤、3番柳田と続け4番には3年ぶりに中村晃を抜てきした。さらに5番には助っ人アストゥディーヨを置いた。

1点を追う6回、アストゥディーヨが来日1号となる2ランで逆転。だが直後に同点とされると、流れを引き寄せることができなかった。7回以降は3度得点機を作ったが、ホームは遠かった。首位オリックスと7・5ゲーム差。7月の負け越しも決まり、トンネル脱出への光は見えない。

「異常事態を通り越しているので、みんなで力を合わせてやるしかない」。森ヘッドコーチは険しい表情でそう言った。24日は令和の怪物・佐々木朗が立ちはだかる。まだまだ試練は続くのか。【佐竹英治】

○…先発板東が逆転を許しての降板に、唇をかんだ。2回に1点を先制してもらったが、直後の2回裏に2死から長短3連打を浴びて2失点。「先制点を取ってもらった直後のイニングを抑えなければいけなかった」。4被安打ながら5回81球で降板。「先発としてもっと長いイニングを投げたかったし、任せてもらえるような投球をしたかった」と、悔しさをにじませた。

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