<オリックス0-5ソフトバンク>◇25日◇京セラドーム大阪
チームの窮地を新加入の右腕が救った。ソフトバンク先発有原航平投手が20年10月10日のオリックス戦以来、3年ぶりの完封勝利でチームの13連敗を阻止した。
5点リードとなった9回裏。当然のようにマウンドに向かった。最後は2死一塁から5番宗を二ゴロに仕留め、115球のシャットアウト劇を完結させた。
連敗トンネルは自らの黒星から始まった。「僕から始まった連敗。とにかく球数が増えても全部行くという気持ちだった。(連敗中は)1球の重みをすごく感じた」。雪辱の白星に安堵(あんど)感も漂わせた。
序盤3回まで3連続併殺打で切り抜け、波に乗った。5回は頓宮、宗、杉本を3者連続三振に切り、7回までに計11奪三振。2ケタ奪三振は19年以来、4年ぶり5度目。相手エースの山本を上回る快投だった。「完封は意識していなかったけど、最後まで行くつもりでした」。自身の連敗も2で止め4勝目。巻き返しの夏本番へ-。背番号17が先発陣をけん引する。
▼有原が日本球界復帰後初完封でチームの連敗を12で止めた。メジャーから復帰後に完封勝ちは、復帰2年目の22年5月10日田中将(楽天)以来で、復帰1年目では16年4月20日和田(ソフトバンク)以来になる。また、完封でチームの12連敗以上を止めたのは、93年9月16日鈴木(広島)以来、30年ぶり。ソフトバンクの12連敗は69年の15連敗以来だったが、69年も6月27日西岡の完封で連敗を止めていた。