【阪神】激震走る、湯浅京己は今季絶望の可能性も「もうそら無理やろな、今年はな」岡田監督

阪神湯浅(23年7月)

虎に激震が走った。阪神は7月31日、湯浅京己投手(24)が同日に兵庫県内の病院で「左脇腹の筋挫傷」と診断されたと発表した。

前日7月30日、ウエスタン・リーグ広島戦(丸亀)の9回に登板し1イニング無失点の好投も、この登板時に負傷。岡田監督は「湯浅はもうアカンやろ。昨日も試合終わってから聞いたけどなあ。そら、一番投げられへんやろ、脇腹なんて。もうそら無理やろな、今年はな」と見通しを語り、今季中の復帰が絶望的となる可能性が出てきた。

同29日に続く登板で、1軍復帰へ向け「連投テスト」を終え、1日中日戦(バンテリンドーム)からの1軍復帰も視野に入れていたが、まさかの事態となった。脇腹は右投手であれば左側に負担がかかりやすいとされており、直近では7月25日にロッテ佐々木朗が左脇腹肉離れのため出場選手登録を抹消されている。佐々木朗は「復帰まで2カ月はかかる」とロッテ吉井監督が語っており、負傷内容が違うとはいえ、湯浅も長期離脱は避けられない。夏の「長期ロード」突入直前のバッドニュースだ。

今季は侍ジャパンの一員として3月のWBCで世界一に輝いたが、右腕のコンディション不良で4月16日に出場選手登録を抹消された。5月下旬に1軍復帰したが、交流戦期間で3度のリリーフ失敗もあり、6月16日に再び出場選手登録を抹消。その後、ファン投票で選出されていた球宴を辞退。日本野球機構(NPB)は「右前腕筋挫傷」のためと発表していた。「今回はきっちり治してから1軍に戻りたい」と慎重に調整を進め、23日の日本海L富山戦で約1カ月ぶりに実戦復帰。「順調にきていると思います」と明るい笑顔で話していたが、1軍復帰目前で再びの故障離脱となった。3度の腰椎分離症を乗り越え昨季ブレークした右腕が、またも試練に立ち向かうことになった。

【湯浅の今季】

▼3月 オフからWBC公式球で投球練習を重ね、侍ジャパンの一員としてWBCで世界一奪還に貢献。

▼3月31日 守護神を託され、DeNAとの開幕戦(京セラドーム大阪)でプロ初セーブ。

▼4月16日 右腕コンディション不良で出場選手登録抹消。開幕からチーム11試合のうち7試合に登板するフル回転も離脱。

▼5月26日 巨人戦(甲子園)で1軍復帰。1イニング無失点に抑える。

6月8日 楽天戦(楽天モバイルパーク)の9回、小深田にサヨナラ3ランを浴び、1点リードを守り切れず今季初黒星。

▼6月15日 オリックス戦(甲子園)の9回、ソロ2発を浴び1点リードを守れず今季2敗目。

6月16日 出場選手登録を抹消され今季2度目の離脱。15試合に登板し8セーブ、防御率4・40。

▼7月10日 球宴を辞退。日本野球機構(NPB)からは「右前腕筋挫傷」と発表される。

▼7月23日 古巣の日本海L富山戦(鳴尾浜)で約1カ月ぶりに実戦復帰し1回無失点。

▼7月30日 ウエスタン・リーグ広島戦(丸亀)で実戦復帰後4試合目の登板。同29日に続く「連投テスト」で1回無失点も、左脇腹を負傷。