中本牧が小技で勝機見いだす、相手ミス誘う攻撃「やっぱりバントだなあ」リトルシニア日本選手権

中本牧の2人。左から4回途中まで無失点の若杉と先制打の浅沼主将

<エイジェックカップ 第51回日本リトルシニア日本選手権大会>◇1日◇東京・神宮球場ほか◇1回戦

1回戦16試合が行われ、12チームが出場している関東連盟勢は、9チームが2回戦に勝ち上がった。この日は関東全域が雷雨に見舞われ、7球場で一時試合を中断した。

関東連盟夏季大会(夏季関東大会)優勝の世田谷西は福岡南(九州)を3-0で下した。同2位の取手は日高(北海道)に7-0に勝利。同3位の中本牧、静岡裾野なども勝ち上がった。

17年ぶりに出場の竜ケ崎は、五條(関西)に最終回4点を入れて9-8で逆転勝ち。初出場の練馬北は関西の強豪、神戸中央に4-14で敗れて初戦で姿を消した。

 

▽1回戦(関東連盟所属チーム)

世田谷西3-0福岡南

東練馬9-2尼崎北

静岡裾野9-4山口東

江戸川中央5-0奥伊勢松阪

中本牧8-1徳島東

札幌新琴似3-2千葉市

神戸中央14-4練馬北

大阪交野7-4浦和

栃木下野2-1岡谷

竜ケ崎9-8五條

取手7-0日高

戸塚6-2松本南

【中本牧8-1徳島東】

中本牧が、バントで勝機を見いだした。初出場の徳島東と対戦。2回に2死から6番富塚翔央和(とおわ、2年)の右飛を相手右翼手が足を滑らせて後逸、三塁打になった。このチャンスに7番浅沼慈道主将(3年)が中前適時打を放って先制した。先発の若杉一惺(ひとせ、3年)が打たせて取る投球で4回まで0封。ビッグイニングになったのが4回裏だった。

1死から浅沼が四球を選び、8番大河原壮人(ひろと、3年)が三塁前に絶妙のバント。これを相手三塁手が一塁に悪送球してチャンスを広げた。9番河内景虎(2年)も三塁前にバント、内野安打となって満塁。1番下茂汰介(3年)の左前2点適時打後、2番田中歩希(ほまれ、2年)がまた三塁前にバントし、悪送球を誘ってさらに加点するなど、この回6点を奪って勝負を決めた。

8-1の6回コールド勝ちで2回戦に進出。「やっぱりバントだなあ」と村上林吉監督は笑い「試合がなかったので、細かいところができなかったが、バントはよかった。選手たちは勝ちたい気持ちばっかりでめちゃくちゃだったが、勝ててよかったよ」と話した。

投球制限の関係で4回2死まで0封してマウンドを降りた若杉は「ストレートは上ずって、変化球は引っかかって。悪いなりに打たせて取れて、併殺もあった。次はアップの仕方を変えて準備したい」と振り返った。リードした浅沼主将は「(若杉は)スピード表示を見たら(120キロ台半ばで)走っていなかったので変化球主体にした」と言い、先制打には「投手が頑張っていたので何とか1点と思って。ストレートを打ちました」と援護できてホッとした様子だった。