取手が春夏連覇に向けてベスト4進出!石田翔大バックスクリーン弾 リトルシニア日本選手権

2失点リレーで勝利に貢献した取手の189センチの朝来(右)と157センチの赤津

<エイジェックカップ 第51回日本リトルシニア日本選手権大会>◇3日◇神宮球場◇準々決勝

【取手9-2橿原磯城】

取手が相手の守備の乱れもあって、9-2の6回コールド勝ちし、春夏連覇に向けてベスト4に進出した。

2回、中前打で出た4番高野玲寿(れいじゅ、3年)を、5番石田翔大(しょうた、3年)が左翼フェンス直撃の二塁打で二、三塁とした後、相手内野陣の2つの2点タイムリーエラーなどで5点を挙げた。3回にも4番高野の右前打、石田の左中間適時二塁打と、2死後に相手左翼手の落球で2点を追加した。

先発した身長189センチの朝来友翔(ゆうと、3年)が、130キロ台の速球と90キロ台のカーブ、スライダーを巧みに織り交ぜて相手打線を抑え、5回途中まで1失点。リリーフした157センチと小柄の赤津翔馬(3年)が失策で1点を失ったが、制球力の良さで相手打線を封じた。

5回には好調の石田がバックスクリーン左のスタンドへ本塁打を放って突き放した。石崎学監督は「昨日の試合内容が悪く、今日は打撃練習をするかどうか迷ったんですが、高校生のOBが(チームの)グラウンドで待ってくれていたんでやったんです。石田と荒井(優聖主将、2安打)が生き返ったんで、石田を8番から5番に上げたんです」と、打順変更が当たった。

3長打の石田は「朝の打撃練習で監督から体が突っ込んでると言われて修正しました。本塁打はストレート。手ごたえはありましたが、入るとは思わなかったので(本塁打と)信じられなかった」と笑顔を見せ「いい感じで勝っているので、春夏連覇を目指していきます」と意気込でいた。

 

【中本牧10-0大阪交野】

中本牧が一挙8点を挙げるビッグイニングを作り、夏の関西王者の大阪交野を10-0の4回コールドで下して、ベスト4入りした。

打ち出したら止まらない。両チームの好守備が続いて、2回まで0-0の緊迫した展開。打ち破ったのは、中本牧3回の攻撃だった。

先頭の9番河内景虎(2年)が右中間を破る三塁打を放つ。続く1番下茂汰介(しも・たいすけ、3年)が中前に適時打。これがチームに火をつけた。そこからは、打てば内野の間を抜ける、外野の前に落ちるといった感じで8安打、この回打者12人、計10長短打の集中攻撃をみせ、8得点を挙げた。

村上林吉監督は「うちはセーフティーバントの練習をするぐらい、バント、バントのチームで、昨日までは機動力で勝ってきた。今日はつないでくれるバッティングを期待して打たせたらはまっちゃって、つながっちゃった」と、笑みがこぼれた。4回には四球で出た2人を置いて、7番浅沼慈道主将(3年)が左中間を破って2者が生還、コールド勝ちを決めた。

相手の大阪交野は2回戦江戸川中央戦で5点差を1イニング8点奪う猛攻で逆転しているチーム。そんな攻撃陣に対して、先発の小林鉄三郎(2年)が好投。4回を被安打3で0封した。村上監督は「よく投げたよ。他の投手を使わなくて済んだし、明日は(エースの)若杉で勝負できる」と、こちらもほめた。

打撃陣を代表して、3回に先制打とダメ押し打で3打点を挙げた下茂は「(先制の場面は)後ろにクリーンアップもいたので、いい流れで渡せたらと思って打席に入りました。1点が入ってからベンチが盛り上がった。うちは1本出ると、オレもオレもいう感じなんです」とこちらも笑顔を見せた。「春の選抜大会は準決勝で負けて悔しい思いをしたので、それを夏に返したい。準決勝は1球1球を大切にしたい」と、意欲をみせていた。