【中日】高橋宏斗、1カ月半ぶり4勝目にも反省の弁「野手の方と中継ぎの方に助けられた」

中日対ヤクルト 4回表、力投する中日先発の高橋宏(撮影・森本幸一)

<中日4-2ヤクルト>◇5日◇バンテリンドーム

中日高橋宏斗投手(20)が6回0/3を2失点で6月21日以来の4勝目を手にした。だが7回、先頭中村に四球を与えて降板。「無駄なボールが多く、野手の方と中継ぎの方に助けられました。申し訳ない気持ちでいっぱいです」と自身1カ月半ぶりの勝利にも反省の弁が続いた。

立ち上がりも苦しんだ。1回、自らの暴投で1点を失う。2回は2死から連打を許すが、小川を三振に仕留めて踏ん張った。打線がその裏、3点勝ち越して一度はリズムに乗った。中盤は持ち味の奪三振も加速。リーグトップのDeNA今永(112)に3差に迫る9三振を奪ったが、6回には村上に適時打を許し、2点差に迫られた。

前回7月29日巨人戦は5回5失点で7敗目。当日は眠れず、翌朝、東京ドームに出向いてランニングで汗を流した。改善を試み続けても結果の出ない日々が続いた。9日が21歳の誕生日。20歳ラスト登板でなんとか白星をつかんだ。「20歳は四球で終わりました。納得はしていません。これから頑張ります」。チームは5位ヤクルトとの3連戦に連勝。5カードぶりの勝ち越しで1・5ゲーム差とし、最下位脱出も見えてきた。高橋宏もチームもこの勝利を浮上の転機としたい。

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