<巨人2-5阪神>◇9日◇東京ドーム
阪神が接戦を制し、今季3度目の6連勝を決めた。「伝統の一戦」に連勝し、今季巨人の自力優勝の可能性を消滅させた。夏の「長期ロード」で6連勝は15年以来、8年ぶり。同期間中は今季ここまで、7勝1敗と無類の強さを発揮している。これで5カード連続勝ち越し。今季100試合目の節目のゲームに勝利し、58勝38敗4分けで、貯金を今季最多の「20」とした。
2-2で同点の延長11回。1死満塁から梅野が中前に運び、勝ち越しに成功(記録は中ゴロ)。さらに木浪が2点二塁打で続き、一挙3得点で突き放した。
接戦だった。両軍無得点の7回1死からノイジーが四球で出塁。すかさず岡田監督は代走島田を送り込んだ。6番に降格した佐藤輝が右前打でチャンス拡大。1死一、二塁から、7番梅野が値千金の左前適時打を放ち、先制の成功した。
ただ、7回に試練が待っていた。2番手桐敷が簡単に2死をとったが、ここからだった。6番ブリンソンの左中間への飛球を、中堅近本と代走から途中出場した左翼島田の2人が追った。最終的には、ともにグラブを出し、島田が落球。3者凡退で終わるところが、まさかの失策で走者を許した。
2死一塁。続く代打中田翔への2球目、146キロを強振され、打球は左中間スタンドへ。13号2ランで逆転をひっくり返された。
仲間のミスをすぐさまカバーした。8回2死、巨人2番手の鈴木康から2番中野が右翼席へ同点アーチ。今季2号ソロで試合を振り出しに戻した。
先発ビーズリーは5回無失点。3回から4回2死まで5者連続三振を奪うなど、7奪三振無失点と好投した。中5日で臨んだマウンド。球数は68球だったが、6回からは2番手桐敷にスイッチした。助っ人が完璧な投球で投手戦を演出した。
8月9日「野球の日」にふさわしい劇勝だった。